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皆さん、おはようございます。京都・四条新京極入り口の阪本漢方堂です。
今朝は骨について、タイトル「 骨はカルシウムの貯蔵倉庫だけではない!血を作る工場でもあった!免疫にも関係?」を話題に取り上げてみましょう。
店頭での会話でも骨と云えばカルシウム、骨粗鬆症、「転んで骨折して寝たきり⇒認知症」コースは避けたい!など話題が上ります。
改めて骨は何から出来ているのでしょうか?
あるお客様は「それはカルシウム100%でしょ~」
とおっしゃるのですが、実は違うのです。
骨の7割はカルシウムだけでなくマグネシウムやリンなどのミネラルを中心とした成分が占めており骨に硬さを与えています。
それ以外に骨の弾力性を与えてくれる主にコラーゲンが、骨の質を高めてくれているのです。
よって骨はカルシウムだけではないのです。
では骨の働きは何があるのでしょうか?
1つ目は、貯蔵倉庫としての働き。カルシウムやリンの不測の事態に備えて骨の中に蓄えている。
2つ目は、身体を支える働き。重量のある頭や胴体の中の内臓を首や背骨・太ももの骨が支えてくれることで姿勢を保てるのです。
3つ目は、頭や内臓を衝撃から守る働き。
4つ目は、骨にくっついている筋肉が伸びたり縮んだりすることで、身体を動かすことに転換させる運動機能の働き。
5つ目が本日取り上げたい血液を造る工場の働きです。
生まれて1年くらいまでの赤ちゃんは、全身の骨で血を作っています。
成長と共に造血部位は減ってきて、大人になると限られた骨、頭の骨、頭蓋骨から尾骨までの椎骨(ついこつ)や骨盤、大腿骨などで血液を造っています。
骨粗鬆症など骨が弱くなると血液の製造が難しくなることから貧血を起こしやすくなります。
それと体調をくずしやくなったり、風邪やヘルペス(帯状疱疹)のウィルスの侵入を許したり、身体の中で悪い細胞が増えたりすることにつながります。
これはなぜなら、骨の血液製造工場内で血液の素となる細胞(*1)から、赤血球や白血球、血小板などそれぞれ作られるのです。
作られる途中で不具合が生じて数が足りない、働きが悪いものが多くなると、貧血や免疫系にも悪い影響が出るのです。
最後に来週の火曜日4月30日、「あなたの骨は大丈夫?骨の健康度 ワンコイン500円測定会」を四条新京極入り口の本店にて行います。
2部制でして、午前の部は11~13時半まで 午後の部は15~18時まで。
参加費は500円(税込み)
定期的にかかりつけの整形外科で測定されている方は良いのですが、なかなか測定するきっかけが無い方に御家族やお友達とご一緒にお越しくださいませ。
午前の部の方が込み合い待ち時間が多く、午後の部の方が待ち時間少ないと思われます。
皆さんの周りの方にも是非教えてあげて下さいね。
阪本漢方堂
190317近畿ブロック研修会 三好孝和先生(森田薬品工業) 於:新都ホテル
「カルシウムと女性に多い疾患について」より