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皆さん、おはようございます。
京都市四条入り口の阪本漢方堂です。
今朝は干支の「丑」にちなんで、「牛と漢方」について取り上げてみましょう。
その前に少しプライベートの話から。
私も仕事が休みの日に、晩御飯の準備をするのですが、魚料理の中でも一番手の掛からないお造り(刺身)と米(ご飯)にしたいところですが、食べ盛りの次男(高校生)は焼肉が大好物。
牛肉や豚肉などお肉をリクエストしてきます。
長男が高校生の頃くらいは、私も焼肉が好きでしたが、年齢と共に魚料理(煮魚、お造り、焼き魚など)と日本酒や焼酎の組み合わせが、徐々に好きになって参りました。
さて牛肉と云えば、焼肉、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、アスパラ巻、肉うどん等々挙げることが出来ますが、漢方の「身体を温める食材又は冷やす食材」分類では、温める分類に入り、良質のタンパク質や亜鉛の豊富な点を挙げることが出来ます。亜鉛と云えば貧血症状や味覚障害にも関わってきます。
ところで、「牛と漢方」との関連はどうなのでしょうか?
実は漢方の世界でも牛は活躍しているのです。牛の胆嚢から採れる石を牛黄(ごおう)と呼びまして、救心や六神丸などに配合されている動物性生薬なのです。
そもそも牛黄は牛の胆石で、数百頭に数個しか取れない大変貴重な動物生薬で、
薬好きだった徳川家康公も愛用したと云われており、一説には水戸黄門として知られる
徳川光圀公も印籠の中に牛黄を携帯していたと云うエピソードがあります。
近年、日本人よりも中国人をはじめとした他国の消費量が激増し、日本国内の消費事情とは関係なく冬虫夏草(とうちゅかそう)と同様に、牛黄の相場価格が急上昇しているところが気になる点です。
しかし、今も昔も牛黄の効きは素晴らしく、単独で用いる他に、ジャコウジカのにおい袋:漢方の生薬名では麝香(じゃこう)を少量と組み合わせたり、薬用人参:高麗人参と組み合わせたりして用います。
具体的に牛黄(ゴオウ)の配合された、ドリンクタイプと小さな粒タイプの2種類の漢方薬をご紹介しましょう。
一つ目は牛黄と薬用人参がメインの1日1本で効く活寿(かつじゅ)内服液です。
空腹感も無く食欲減退している方、身体がスッキリしない時や、風邪気味で午前中は大丈夫でも午後から熱が出てくるような場合の栄養補給におススメです。
離れて暮らすご両親に、元気の贈り物としての使い道も提案出来ます。
また手足の冷え、腰やお腹の冷えを感じる方は、1対2の割合でお湯割にして飲む方法も、身体が温まり評判いいのです。
1本あたり内容量は30mlなので、水分取るのが苦手な方でも、この量なら大丈夫とよく言って頂けます。
ちなみに5本入り(税込)2750円、1本からでも、ご用意出来ます。
次に紹介しますのは、小さな粒タイプの敬震丹(けいしんたん)です。
配合されているのは、本日紹介の牛黄の他に、高麗人参、サフラン、桂皮(シナモン)、丁子(クローブ)、それにお香でも有名な沈香なども配合されています。
どのような方におススメかと申しますと、
買い物している最中でも、最寄り駅にむかっている途中にでも、息切れを感じてしまう、年(年齢)のせいとは思いたくないが、なんとなく動悸がするような方にも評判がいいのです。
胃腸が弱く、消化不良を起こしやすい方にもおすすめです。
10回分(税込)2530円からご用意出来ます。
皆さんの周りに、一晩寝ても翌日に疲れを持ち越してしまう方、慢性的に頭・脳や身体に疲れを感じている方、動悸や息切れが気になる方、精神的ストレスが多い時代「血の巡りだけでなく、気の巡りが悪いのかも?」と感じる方などいらっしゃいましたら、是非教えてあげて下さいね。
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