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皆さん、おはようございます。
京都市四条新京極入り口の阪本漢方堂です。
ここ数年、阪本漢方堂をご利用の女性の中にも、ウィッグや育毛剤などを利用する方が増えているようです。
髪の毛のハリ、コシ、パサつき、抜け毛や薄毛など、気になりますよね。
外からだけでなく、身体の中からもケアできることがあります。
いつまでも、美しい髪でいる為に出来ること、今日からはじめませんか?
今朝は「女性の髪の毛の悩みと漢方」について取り上げてみましょう。
髪の毛は、女性ホルモンに左右されます。
女性ホルモンは月経や妊娠・出産に加え、女性の美しさや若々しさに関わるホルモンと云われ、ごくわずかな量のホルモンが、女性の心や身体をコントロールしています。
髪の毛を健やかに保つ働きがある女性ホルモン(*1)は、20~30歳代をピークに減少していきます。50歳前後閉経の頃、女性ホルモンの急激な低下が起こり更年期、老年期と、徐々に白髪、髪のパサつき、毛が細る、抜け毛、薄毛などの髪のトラブルが起きやすくなります。
女性ホルモンのピーク成熟期の20~30歳代でも妊娠・出産時では女性ホルモンの影響から、妊娠期は髪の毛のベタつきやパサつき、出産後は抜け毛や髪のパサつきが起きやすくなります。
これを漢方的に考えると、妊娠・出産・授乳は赤ちゃんを育てるために多くの「血(ち)」を使います。赤ちゃん、赤子(あかご)は血の塊と云う考え方、出産時の出血、母乳も白い血液(食べた物が血となり、血液が母乳になる)と考えると、やはり多くの血(ち)を使います。その為、産後の抜け毛や薄毛に悩まれる方も少なくありません。
妊産婦さんは食事や養生など、出来る範囲で「血のケア」を心掛けて下さい。
そもそも漢方の世界では、「気(き)・血(けつ)・水(すい)」と云う考え方が有り、その中でもホルモンバランスと関係が深いのが「血(ち・けつ)」です。
血(ち・けつ)には、身体を潤したり、ホルモン分泌を調整したり、身体のすみずみまで栄養や酸素を運んだり、気分を落ち着かせる働きが有ると考えられています。
また「髪は血(けつ)の余り」と云われ、「血(ち・けつ)」が不足すると、抜け毛が増える、髪にツヤがなくなる、白髪が多くなるなど、トラブルが起きやすくなります。
他にも「血(ち・けつ)」が不足すると次のような症状が現れやすくなります。
皆さん次のような症状はございませんか?
・肌が乾燥する
・目が疲れやすく、乾きやすい(ドライアイ)
・手足が冷えやすい
・瞼の痙攣や足がつりやすい(こむらがえり)
・爪が薄くて割れやすい
・眠りが浅く、夢を見ることが多い
・不安感が強く、気分が落ち込みやすい 等など「血(ち・けつ)」が不足すると髪の毛のトラブル以外にも全身に影響が出るのですね。
考えてみれば血液は酸素や栄養を身体全体すみずみまで運んでいますので、そのことからも全身に影響してくる訳です。
養生のポイントは3つです。
① 栄養バランス良い食生活。髪の材料をちゃんと取る。毛髪の主成分はケラチンと云うタンパク質。鶏肉、牛肉、卵、魚、大豆製品などタンパク質を取りましょう。プルーンやクルミなど血を増やす食材もおすすめです。
② ストレスを溜めずに、巡りのよい身体作りを。
ストレスを受けると血流が悪くなり、身体のすみずみまで栄養が届きにくくなります。銭湯や温泉に行く、マッサージを受けるなど、ご自身に合ったストレス解消法を見つけましょう。
③ 正しいケアで頭皮を清潔に、そして頭皮マッサージを
抜け毛の予防には、頭皮を清潔に保つこと大切です。また頭皮の血流を良くすることも大切。美容院や散髪屋さんでしてもらうような頭皮マッサージを自宅でも行いましょう。
さて最後に簡単に飲み続けられる何か良い漢方薬はないのでしょうか?
「血(ち)を補い、身体を温め、巡らせる」と云う考え方から、毎日たった小さじ2杯、つまり1回5ccの吸収の良い液体タイプの漢方薬婦人宝(ふじんほう)をご紹介致しましょう。
中身は、漢方のコラーゲンと呼ばれる阿膠(あきょう)をはじめ、血を補う働きのセリ科の当帰、ゴマノハグサ科の地黄(じおう)など8種類の生薬が配合されています。
皆さんの周りに、次のような方いらっしゃいませんか?
更年期障害による眩暈(めまい)、耳鳴り、肩こり、冷え症、のぼせ、貧血、頭痛、腰痛などお悩みの方。
お値段は3本入り(30日分)税込み5500円。
阪本漢方堂では本日詳しくご紹介出来ませんが、海藻のメカブを用いた薬用シャンプーやヘアートリートメント、薬用育毛剤を取り扱っています。
皆さんの周りに、女性の髪の毛のお悩み(抜け毛、薄毛、髪のハリ、コシ、パサつき)、血(ち)の不足の症状など気になる方がいらっしゃいましたら、是非教えてあげて下さいね。
相談の出来る薬局 阪本漢方堂
*1エストロゲン