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「サフランと漢方 天恵実母散」

皆さん、おはようございます。

京都市新京極入り口の阪本漢方堂です。

先日北山にある京都府立植物園で、早春の訪れを知らせてくれるクロッカスの紫色の可愛い姿をカメラに収めている方を見受けました。

アヤメ科のクロッカスは、花サフラン、春サフランとも呼ばれています。

今朝はクロッカスの仲間である「サフランと漢方」について取り上げてみましょう。

 

サフランと云えばサフランライス、パエリア、それにブイヤベースなどの料理に、独特の色や香りを香辛料として用いられるので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

イランをはじめ、ヨーロッパ南部などが原産地と考えられており、日本に伝来したのは江戸時代半ばに生薬として伝えられました。

サフランはアヤメ科の植物で、料理と同じ部位めしべを使用し、漢方では別名を蕃紅花(ばんこうか)、蔵紅花(ぞうこおうか)と呼びます。

ちなみにキク科のベニバナを紅花(こうか)と呼び、名前が似ています。

 

国内では大分産が有名なのですが、近年流通量が減り、輸入もの中国産、スペイン産、イラン産などが流通しています。

ヨーロッパでは胃薬や痛み止めや興奮を鎮める目的で使用され、痛風にも用いられました。

漢方では血の巡りを整えて、月経のトラブルや出産後のお腹の痛み、動悸や睡眠時の不安など精神を落ち着かせる目的で使用します。

 

使い方として風邪気味の時や、気分が落ち着かない時に、めしべ10本ほどに熱い湯を注いで、紅茶のようにして飲む方法がございます。

また薬局では天恵実母散(てんけいじつぼさん)と云う複数の相性の良い生薬と組み合わせた漢方薬も取り扱っています。

ティーパックタイプで、熱い湯を注ぎ入れ振り出して飲むタイプです。

配合されている生薬は、先に紹介したベニバナや、薬用シナモン(桂皮)、ミカンの皮(陳皮)、ボタン科の芍薬や牡丹の根など15種類が配合されています。

風邪や足腰の引きつった時には、困った時だけ飲まれたら良いですし、慢性化した肩こり、頭痛、めまい等には、症状が忘れるようになるまで続けて頂きたいものです。

 

他に女性特有の悩み、例えば生理不順や生理痛、産前産後の腹痛をはじめとしたトラブル、更年期などの女性ホルモンの変動によって現れる精神不安やイライラ、ヒステリーなどの精神神経の症状や、身体の症状のことを、昔から「血の道」と呼び、これら漢方薬を用いてきました。

ホルモン剤とは違う、自然の植物性の生薬が原料となり、錠剤やエキス顆粒のように加工せず、原料生薬を細かくカットし、なるべく自然なままの状態で作られています。

ちなみに20袋20日分入り(税込み)3520円です。

 

錠タイプや病院でもらうエキス顆粒を飲まれた経験の有る方で、もう一歩専門的なお茶タイプを試したい方にもおススメです。

 

皆さんの周りに、めまいや、のぼせ、女性特有のお悩み(子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症、更年期障害、月経痛、月経不順)、不妊などのお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非阪本漢方堂を教えてあげて下さいね。

相談出来る女性の先生もいますので、安心してお電話、ご相談下さいませ。

 

相談の出来る薬局 阪本漢方堂

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