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皆さん、おはようございます。
京都市新京極入り口の阪本漢方堂です。
先日お馴染みさんから、八重咲のドクダミ(ヤエドクダミ)の鉢植えを頂きました。
通常よく見かけるのは、白い部分が4枚タイプですが、今回頂いたのが八重になったタイプです。
5月に入りドクダミの開花期を迎えています。
白く清楚な可愛い姿ですが、花のように見える白い部分は、蕾を包むような葉が変形した総苞(そうほう)で、総苞に囲まれるので1つの花のように見えます。
今朝はドクダミについて、ご紹介致しましょう。
皆さんはドクダミにどんなイメージをお持ちですか?
「薬草?漢方生薬?親が摘み取る時に手伝わされた思い出?(摘み草料理)」ドクダミの天ぷら?ドクダミのお酒(ドクダミ酒)?ドクダミローション?(美容液)ドクダミ風呂?(薬草風呂)妊娠したら親に勧められた?妊婦さんが飲むお茶?庭陰の繁殖力の有る独徳の香りがある草?」等々でしょうか?
ドクダミは、生薬名をジュウヤク、別名を魚腥草(ぎょせいそう)と云いい、ドクダミ科の植物で、道端や庭、木陰でもよく見かける薬草で、陰湿地と呼ばれるあまり日の当たらない湿った場所に自生し、とても繁殖力があります。
日本だけでなく東アジア、北アメリカでも自生する多年草の植物です。
近年中国からの輸入量が増え、日本国内で流通するドクダミ茶のティーパックタイプは
細かく刻んだ中国産の商品を多く見かけられます。
ドクダミは昔から親しまれている薬草で、阪本漢方堂のドクダミは国内産の2~3cmに刻んだタイプで、薬草販売量でも毎年ベスト3に入ります。
身体に良いのは分かるけど独特のにおいが苦手な方もいらっしゃると思います。
そのにおいの元は抗菌作用の成分なのです。(*1)
昔はよく化膿している所や、傷のある所に、ドクダミの葉を火であぶって貼って使用していました。
それでもにおいが苦手な方は、開花期の今の時期、摘み取ったドクダミをすぐに使用せず、1~2年乾燥して寝かせておくと、苦手なにおいは格段に減ります。
阪本漢方堂のドクダミ(別名:重薬ジュウヤク)は、におい少ないせいかお茶漬けに使用される方もいらっしゃいます。
他の含まれる成分として、利尿作用や強心作用、毛細血管脆弱性の強化、抗菌作用などのフラボノイド(*2)が含まれています。
よって普段のお茶のイメージのようにドクダミ(ジュウヤク)を煮出したものを、次のような方におススメします。
手足や顔などが浮腫みやすい方、(軽度の)便秘でお悩みの方、血圧が高い方でお茶を考えている方など、一度試してみられませんか?
これからの季節、夏場のお茶代わりとして、ドクダミ茶単独でなく麦茶やほうじ茶と混ぜて用いる方法もご提案出来ます。
また普段からお腹が弱く便がゆるくなる方の場合には、ゲンノショウコと組み合わせたり、便秘気味の方でセンナやアロエは今一つ使いたくない方の場合には、ハブ茶(ケツメイシ)と組み合わせたり、血圧の高い方なら杜仲茶と組み合わせたり、糖尿病が気になる家系の方ならタラノキや桑の葉と組み合わせたりと、 お一人お一人のお悩みの症状や体質、家族の病歴や家系的に気になる方の予防の為のお茶の提案も、阪本漢方堂ではしていますので、お気軽にご相談下さいね。
ちなみに阪本漢方堂の取り扱い、ドクダミ茶(ジュウヤク)は日本産で500g入り約60日分で(税込)2160円です。(*3)
皆さんの周りに、手足顔の浮腫みや、便通、血圧など気にされている方、お悩みの方がいらっしゃいましたら是非教えてあげて下さいね。
相談の出来る薬局 阪本漢方堂
*1 decanoylacetaldehyde
*2 quercitrin
*3 令和3年5月現在の価格