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皆さん、おはようございます。
京都市新京極入り口の阪本漢方堂です。
今朝は「タラノキ」について取り上げてみましょう。
山菜の王様タラの芽は、天ぷらや、塩ゆでして、今年の春もいただきました。
子供の頃は、あのほのかな苦味が苦手でしたが、この原稿を書いていますと無性に食べたくなります。
今は時期ではないのが残念です。
さてタラノキはウコギ科の落葉低木で、高さは3~6mくらい幹が直立して生えており、7~8月頃小さな白い花を多数咲かせます。
漢方ではタラノキの樹皮や、根っこの皮・根皮(コンピ)をお茶のように煮出して用います。
日本では、民間薬として血糖値が高い方や、腎臓の働きが悪く浮腫み(むくみ)のある方に用います。
また中国では、リウマチや痛風などの関節の痛みに用いられます。
タラノキは春先食べて美味しいタラの芽を育てるだけでなく、私達の身体にも役立ってくれるのです。
この2年ばかり運動不足の割に食べてしまい血糖値をはじめ糖尿病の数値が気になる方、家系的に糖尿が気になる方は、普段のお茶代わりに煮だして飲まれるのもおススメです。
前回ご紹介しました桑の葉と併せて煮出す方法も一つです。
次に足の浮腫み、靴下の跡がバッチリつく方、夕方・夜になると靴がきつく感じる方などの場合、タラノキだけでもいいですし、トウモロコシの毛と併せて煮出して飲まれるのも一つです。
腎臓の数値が悪い方の場合や、民間薬的なタイプでは追いつかない場合には、より専門的な漢方薬の方がおススメです。
専門的な漢方薬とは、同じ腎臓病でも、体質的に身体が冷えやすいタイプなのか、熱がこもりやすいタイプなのか、
また胃腸が丈夫なタイプなのか、胃腸が弱いタイプなのかになどよって、使用する生薬の組み合わせを考えていきます。
また漢方は続けることが大切です。
数ヶ月前からお悩みの方と、数年前からお悩みの方では、服用期間の目安も変わって参ります。
阪本漢方堂では、その方の気になる目的、例えば「腎臓むくみ」の目的の場合や、「手足腰の関節の痛み」の目的の場合、「糖尿が気になる」の場合などに合わせて、他の薬草茶2~3千円前後の組み合わせる方法など複数提案出来ます。
ちなみに阪本漢方堂のタラノキは、国内産で500g入り2ヶ月目安で1940円です。
煮だす手間が面倒な方には、タラノキとは別の生薬を組み合わせた飲み易い粒タイプや、顆粒タイプも提案しますので安心してご相談ください。
皆さんのまわりに、糖尿の数値や、腎臓の数値が気になる方、むくみ、痛みでお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非阪本漢方堂を教えてあげて下さいね。
相談の出来る薬局 阪本漢方堂