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みなさん、おはようございます。
漢方のいいところは、原料が自然の物(天産物)由来だからという点だけでなく、
考え方も漢方の魅力の一つだと思います。
考え方の一つに、心身一如(しんしんいちじょ)があります。
心と身体は表裏一体であり、毎日「嫌だな~、つらいな~、きついな~、なんで私だけ~」という日々が続くと、
心・精神のゆとりが無くなって病んでしまい、身体も病んできます。
逆もそうで、身体が病んでくると、心・精神も病んできます。
不安や恐れ、イライラ、悲しみ、喜びなど「喜怒哀楽」と云った感情を経験することが全くないのも困りますし、
適度な「喜怒哀楽」と云った感情が人生にメリハリを与えてくれ、人とのコミュニケーションの中でも共感し合えることが出来ます。
この適度と云う感覚、「ほどほど」と云う感覚を、漢方では大切にします。
ヤジロベーで例えるなら、右に傾かず、左にも傾かず、バランスの取れた状態を中庸(ちゅよう)といい、この状態を良しとします。
過剰な喜怒哀楽などの感情が長期間続くことで、身体は傷つきます。
過剰な怒りは肝(かん)を傷つけ、同様に悩み過ぎは胃(*1)を傷つけ、大きな悲しみ、憂いは肺(はい)を傷つけます。
不安や、イライラ・興奮しやすくなる点、抑うつ状態、情緒不安定など感情の障害は、認知症のケアにも関わってまいりますし、
これからの日本ではケアをする側、ケアを受ける側共に重要になってきます。
心の安定、心の平安は大切です。
普段の食生活でも、ビタミン、ミネラル、タンパク質(アミノ酸)など栄養学的な視点からと共に、
病気を予防して気持ちよく日々を生きる「養生の考え方」があります。
薬膳の考え方や、薬草茶を上手く取り入れるのもいいかもしれませんね。
さて、この夏の厳しい暑さによる熱中症や、風邪などウィルス感染による熱病、その他の慢性病や
長期にわたる精神的ストレスなどによって、身体の陰陽バランスが崩れ、症状として寝つきが悪い、眠りが浅い、夢をよく見る、
すぐに目が覚めると共に、動悸、焦燥感、物忘れ、身体の熱感、頭や顔の火照り、口内炎など(*2)でお悩みの方はいらっしゃいませんか?
そこで、本日は漢方薬:天王補心丸(てんのうほしんがん)をご紹介いたします。
配合されています生薬は、サネブトナツメ科の酸棗仁(さんそうにん)、ゴマノハグサ科の地黄(ジオウ)、
マツブサ科の五味子(ゴミシ)、ヒノキ科ノ柏子仁(ハクシニン)、ヒメハギ科の遠志(オンジ)など11種類から作られた飲み易い丸薬です。
不眠、不安感をはじめ、肩こり、息切れ、動悸、口喝(口の渇き)、便秘によく効きます。
お値段は、720丸入(30日分目安) 9.350円
小さいサイズ360丸入(15日分目安)4.950円です。
お越しになられない場合には、着払い便にてお送りも出来ますので、お電話くださいませ。
この漢方薬の服用と共に、私共との漢方健康相談の会話の中で、
「このことは、このように捉えればいいんだ!」
「身内やご近所には話せない内容でも、話を聞いてもらえることで気持ちが軽くなった!」
と、つらい症状が安定するまでは特に定期的に漢方カウンセリングを、ご希望の方に受けて頂けることも、阪本漢方堂の特徴のひとつです。
みなさんの周りに、お悩みの方がいらっしゃいましたら是非、阪本漢方堂を教えてあげて下さいね。
相談の出来る薬局 阪本漢方堂
表示価格:令和6年9月現在、税込み価格
*1 脾胃
*2 心血虚