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2017/07/02 放送
今朝は男性の更年期障害について取り上げてみましょう。
男性にも更年期障害症状が出ることご存知でしたか?
「へぇ?女性の悩みじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
女性の場合だと、女性ホルモンが急激に減ることから閉経を迎える前後にホットフラッシュ、発汗、頭痛、イライラ、落ち込みなど、身体的・精神的な症状が出てきます。
男性の場合も、年齢に伴って男性ホルモンが少なくなってくることが原因で、40歳代から60歳代の男性を中心に症状を訴えられます。
では男性の更年期障害の症状はどのようなものなのでしょうか?
男性ホルモンが少なくなってきていることから連想すると、
・性的な欲求の減退。ED ・身体のえらさ、しんどさ(疲労感)
・体毛が少なくなる ・髭の伸びが遅くなる ・睡眠障害 などなど
そのほかに細かな描写として、朝元気に起きられない、いつもなんとなく身体がだるい。仕事の休みの日はいつもなら朝からでも遊ぶぞ!!と気持ちも体力も充実していたのに、出掛けるのが億劫になってきた。休日どこにも出掛けず一日寝ていたのに疲れが取れない!それまでに無い心理状態に、例えば抑うつ状態や、今までにないイライラ感・焦り感に襲われたり、自律神経失調のように感じられたりする場合があります。
背景として考えられることは、仕事場でも40歳代50歳代仕事量が多くなり、仕事の本業以外サブの仕事が増えたり、地域の自治会や消防団の役職、スポーツ少年団の世話役など多忙なったり、両親の怪我・病気、認知症など見舞いや身の回りの世話など重なったりと忙しいので、症状と云う身体からのお知らせ信号もついつい、「疲れているから、単に体調が悪いのだろう~」と流してしまいがちです。
しかし流してはダメなのです。
よく店頭や電話での漢方相談の際にお伝えするのですが、「若い頃と比べて治りきらなくなって来ている点」の指摘、「以前なら一晩ぐっすり寝たら疲れは取れていた。弱った機能もちゃんと充電され治りきっていたことが、治りきらなくなった」と云う現実。「寝たら治ると云われても、そもそも寝つきが悪い。夜中に何度も目が醒める。熟睡感が無い等、寝られないんやから~」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
最近では対策として、男性ホルモンが不足しているのなら補充すれば良いとの考えから、
医薬品扱いで塗るタイプの補充療法が有ります。
例えばクリームタイプで1回量が小豆粒大の量を用いるもので、男性更年期障害に効能効果がうたわれているものや、液体タイプの塗り薬では男性更年期障害、更に詳しく頭痛・倦怠・記憶力減退、それから男子一般老衰現象の予防及び回復と効能効果に掛かれているものも取り扱っています。
なかなか魅力的なのですが、男性ホルモンを補充することで持病が悪化する方はお勧めできないのです。(*1)
ではもっと気軽に飲めるものとして、2種類ご紹介致しましょう。
おすすめしたい1つ目は粉末タイプで、スッポンとマムシと田七人参の混合粉末です。
スッポンやマムシの粉末には、骨から胆(キモ)まで粉砕しているので、栄養素としてタンパク質・アミノ酸をはじめカルシムも含まれております。
また高麗人参と同じウコギ科の人参ですが形が、手の親指を太くした黒色のイメージの田七人参(でんしちにんじん)・三七人参(さんしちにんじん)と呼ばれる人参をミックスした粉末です。
普通に水で飲んで頂ければ良いタイプです。
おすすめ2つ目は粒タイプで、ショウガ科のクラチャイダムと黒マカが配合された飲みやすい粒・錠剤タイプです。
ショウガ科のクラチャイダムは「黒生姜」や「黒ウコン」」とも呼ばれています。
ラジオをお聞きの皆さんの周りに、「体力がない・気力が出ない・昼間や夜も含め精力がなくなってきた」などグズグズおっしゃるご主人がいらっしゃいましたら、是非教えてあげて下さいね。
阪本漢方堂
*1 前立腺癌やその疑いのある方、前立腺肥大症の有る方