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皆さん、おはようございます。
最近、頭のてっぺんのボリュームが気になる方、
髪を洗っている時やブラッシングしている時などの抜け毛が気になる方はいらっしゃいませんか?
今回は「秋の抜け毛予防」について取り上げてみましょう。
阪本漢方堂における抜け毛、薄毛の相談は男性よりも女性の方が多いのです。
ある40代の女性の場合は、頭頂部の薄毛が気になりバスや電車でも座席に座ると周りの立っている人から頭を見下ろされている気がして
立ったままで乗車するようにしているとの話を伺うことが有ります。
男性だけでなく女性の場合も深刻なのです。
漢方の世界では、「食べたものが血となり肉となる」と考えますので、
10代20代だけでなくいくつになっても、栄養バランスの悪い偏ったダイエットは抜け毛の予防だけでなく、
髪の毛の栄養不足につながり、髪のツヤも無くなったり、枝毛や切れ毛になったりもします。
他の原因として、女性の場合閉経や婦人科の病気に伴いホルモンの変動や、加齢やストレスなど頭皮の血流の悪さ、毛細血管の老化などが挙げられます。
なにか抜け毛を予防出来る簡単な方法はないのでしょうか?
今までにも阪本漢方堂のブログで海藻のメカブを用いたシャンプーやトリートメントをご紹介していますが、
今日ご紹介するのは、直接飲んだり、料理にも使ったりすることの出来るシナモンで有名な
桂皮(けいひ)の粉末をご紹介致しましょう。
まずシナモンと云えば京都土産の有名な「八つ橋」やパンのシナモンロール、
それにシナモンティーを思い浮かべます。
このシナモン・桂皮は漢方の世界でもよく用いる生薬です。
例えば、風邪の初期や肩コリに用いる葛根湯や、
婦人病に用いる桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)などにも配合されています。
さてこの漢方で用いる桂皮(ケイヒ)は、クスノキ科の常緑高木であるケイの木の樹皮を用います。
温める働きとして用いたり、痛み止めとしてお腹の痛みに配合されたり、
神経を安らげる目的の処方や滋養剤の補助としても配合されます。
ちなみに漢方では、若い枝を桂枝(ケイシ)と呼び、樹皮を桂皮と呼び分けます。
働きの違いとして同じ身体を温める働きでも、若い枝の桂枝(ケイシ)は体の表面を温めるのに対して、樹皮の桂皮は体の内部を温めるグループに分類されます。
そしてお伝えしたいのは、加齢による頭皮の皮膚毛細血管の機能低下に、
桂皮エキスが血管の内側(血管内皮細胞)と外側(壁細胞)の細胞をくっつけている分子の活性化し、
毛細血管の構造を安定させて、栄養成分の過度な漏れを防ぎ、回復させるとのこと。
シナモンが苦手でないなら、普段のお料理やお茶として日常の生活に取り入れてみられてはいかがでしょうか?
阪本漢方堂ではベトナム産の良質のケイの木の樹皮を調剤室で丁寧に粉末にしています。
とても香りがいいのが特徴です。
一度四条新京極入り口の本店や、千本通一条上がる西側の西陣千本店に香りを確かめに来てくださいね。
100g(税込み)1300円です。少量の量り売りも出来ます。
ご遠方の方には着払い便にてお送りもしております。
皆さんの周りに薄毛を気にしている人がいらっしゃいましたら、是非教えてあげて下さいね。
阪本漢方堂