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皆さん、おはようございます。京都・四条新京極入り口の阪本漢方堂です。
声を使うお仕事の方、喉の弱い方、風邪の際すぐ喉から症状が始まる方いらっしゃいませんか?
今回はカリンについて取り上げてみましょう。
皆さんカリンの実をご存知ですか?カリンの蜂蜜漬けやのど飴に使われているあれです。
マンゴウのような形をしており、青リンゴの色から今の時期には黄色く変わり実っています。
カリンはバラ科の落葉高木で、漢方では木瓜(もっか)、和木瓜(わもっか)と呼ばれ、咳や痰、喉の痛み、疲労回復に用います。
咳の場合、カリンの他にオオバコの葉と合わせて煎じて、お茶のようにして飲む方法が有ります。
より専門的に用いる場合には、カリンの他に生姜や桔梗、シソの葉など8種類の生薬が配合された漢方薬「鶏鳴散加茯苓けいめいさんかぶくりょう)」があり、足ふくらはぎの緊張や痛み(圧痛)、それに足のむくみ(浮腫)等の目的で用います。
ではご家庭で、カリンの使用例として2つ御提案しましょう。
まずは果実酒・薬酒(やくしゅ)としてカリン酒。
香りがよくほんのりと酸味があるカリン酒。作り方として、カリン1kgにホワイトリカー1.8ℓ、氷砂糖適量、好みによって皮を剥いたレモンを一緒に漬け込んでもいいでしょう。
一か月後から飲めますが、半年くらい熟成させるのがお勧めです。
中国ではカリン酒をリウマチや腰の痛みに用います。
次はカリンの蜂蜜漬けです。
作り方はカリンの実を四つ割り又は輪切りにし、種を取り除き蜂蜜を加え、容器いっぱいにします。
1~2ヶ月してからティースプーン1杯を白湯に溶かしたり、好みで紅茶に溶かしたりして頂きます。
では、最後にカリンののど飴をご紹介しましょう。
喉・声を出すお仕事の方や、普段から喉が弱い方など、のど飴を探す方は多いと思われます。
そこでお勧めしたいのは、カリン入りのど飴は、風邪薬を製造している製薬会社が作っている「うどんや風一夜薬本舗(かぜいちやくすりほんぽ)」の、特製のどしょうが飴のです。
カリンの他に、和漢生薬である桔梗や桂皮(けいひ)、生姜が加わり、合成の甘味料や着色料それに保存料や香料を使用していない点も、おすすめする理由のひとつです。
シナモンで有名な桂皮ですが、何度かこのブログでも取り上げました。
最近では血行を促進することにより薄毛対策で、桂皮が注目されています。
この桔梗・桂皮・カリンの入った特製のど生姜飴は1袋税込み450円です。
ちなみに製薬会社「うどんや風一夜薬本舗(かぜいちやくすりほんぽ)」の生姜を配合した風邪薬ですが、生産が再開され、阪本漢方堂の四条新京極本店・西陣千本店、両方の店舗にも入荷致しました。
待ち望んでいた方に合わせてご紹介いたします。
10包、10回分入で税込み1300円です。
これから空気も乾燥し、寒くなることで暖房も入ると喉の乾燥や違和感、喉の痛み、風邪が流行ってまいりますので、皆さん外出先からの帰宅後の手洗い・うがいと共に、これら特製のどしょうが飴と風邪薬の準備もお忘れなく。
ご遠方でお越しになられない方の場合には着払い便にてお送りも出来ますので、お電話下さいませ。カリンにまつわる情報でした。
阪本漢方堂
阪本漢方堂の京都かんぽう生活