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皆さん、おはようございます。
四条新京極入り口の阪本漢方堂です。
不要不急の外出を避け、自宅にいる時間が多くなりました。
じっと家にいることが苦手な方もいらっしゃれば、「親の介護で自宅にいることが多かったので苦にならない」とおっしゃる方の声もお聞きします。
自宅にいて楽しめる方法を工夫している方も多いのではないでしょうか?
先週は「自宅で薬草ハーブ風呂! 心身をリフレッシュ!」の話だったので、
今朝はティータイムで気分転換をはかってもらおうと思い、
「家にいるからこそ、自宅でチャイ!心と身体をリフレッシュ
~漢方専門薬剤師がおススメするチャイ~」のお話です。
阪本漢方堂本店のある四条河原町界隈にもインド料理店、ネパール料理店があり食後にチャイを頂きます。それぞれお店に個性が有り、調べてみるとチャイはその他の国、イギリス、ロシア、トルコなどそれぞれの国の作り方が有り味わいの違いも有るようです。
チャイに使用するスパイスは実は漢方生薬の原料とも通じるものが有るのです。
例えばシナモン、ジンジャー、クローブ、スターアニスなど挙げることが出来ます。
順番に漢方の名前、シナモンは桂皮(けいひ)、ジンジャーは生姜で漢方では単に乾燥させたタイプを生姜(しょうきょう)と云い、一度蒸してから乾燥させたタイプを乾姜(かんきょう)と云います。(*1)
シナモンとジンジャー、つまり桂皮と生姜の組み合わせは、風邪のひきはじめ、肩こりや頭痛に効く葛根湯に配合されています。
次にクローブは丁子、スターアニスは八角・大茴香(だいうぃきょう)と云いまして、先の紹介した桂皮と共に正月のお祝いに用いる屠蘇に配合します。
また「シャックリ止め」として生姜と丁子と柿の蔕(へた)と組み合わせて用います。
そう、しゃっくりに漢方薬を用いるのです。
スターアニス、八角は色々な料理にも活躍しており、例えば豚の角煮、鴨肉のグリル、牛肉のスープ(ベトナム料理ボー)、フルーツコンポート、杏仁豆腐
など挙げることが出来ます。
さてチャイの作り方を簡単にご紹介しましょう。
小鍋と茶葉を用意します。
茶葉はダージリンやアールグレイではなく、アッサムやセイロンなどの紅茶がおススメです。
ではまずスパイスを加えた水を中火で加熱する。
煮立ってきたら砂糖と茶葉を加え2~3分程まつ。
牛乳を加え弱火にして吹きこぼれないよう注意しながら4~5分加熱し、
茶こしでこして出来上がりです。
実は阪本漢方堂では、先にご紹介しました4種類のスパイスを材料にティーパック形式のオリジナルチャイを取り扱っています。
1袋で2~3杯分作ることが出来、5袋入り税込み1500円です。
健康相談に来られた方が、ついでに購入いただき娘さんが気に入ったと送りの注文を頂くことも有ります。
時節柄、自宅で過ごすことが多くなる中、必要以上に心配や不安を感じることがあるかと思います。漢方の世界では、血の巡りを良くするのと同様に、気の巡りを良くすることも大切だと考えています。
専門的な漢方薬もございますが、まず気分転換に、漢方専門薬剤師がおススメするチャイを楽しんでみられませんか?お味や香りを気に入って頂いたなら是非母の日のプレゼントにも検討下さいね。
阪本漢方堂四条新京極本店は、当面の間、営業時間を30分短縮致します。
営業時間は朝10時から夜6時半まで。
定休日は月に1回、第1月曜日と翌日火曜日の2日間です。
相談の出来る漢方薬局 阪本漢方堂
価格は2020年4月現在
*1 日本における分類