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「ゼアキサンチン 眼と漢方」

皆さん、おはようございます。

京都市四条新京極入りの阪本漢方堂です。

本日5月24日は何の日かご存知でしょうか?

5月24日の数字を見ると、5と2と4(し)、つまり「ゴー、ツー、シー Go To Sea!」

「スキューバダイビングをしに、海に行こうよ!Go To Sea!」スキューバダイビングの日です。

昭和28年5月24日にスキューバ機材が日本に伝わったとされる記録があることにちなんで、レジャーダイビング認定カード普及協会がこの日を記念日に制定したとのこと。

(*1)

数年前から、オーストラリアのグレートバリアリーフだけでなく、国内では沖縄の海でも色鮮やかなサンゴが、色が抜けて白くなり死に至る、サンゴの白化現象に心を痛めていました。

実は私も、大学を卒業してからダイビングのライセンスをとり、沖縄をはじめ伊豆半島、神津島や佐渡島、グアム、サイパン、フィジーなどの海を潜りました。

テレビ画面で見ていた色鮮やかなサンゴをはじめ、サンゴ礁に集まる魚たちの美しさが、ゴーグル越しに広がっているのです。

ところで先日の報道で「マリーゴールドなど花に含まれる色素成分に、サンゴの死滅につながる白化と云う現象を抑える働きがあるとわかったと、京都大学などのチームが発表した」との記事に接しました。

この記事の中でマリーゴールドなどに見られる橙色から黄色にかけての色素であるゼアキサンチンのことが紹介されていました。マリーゴールドに含まれるルテインの方が有名で、ゼアキサンチンは聞きなれない名前かもしれませんね。

 

この二つは、私達の健康面、特に目の働きに重要なのです。

目をカメラに例えると、カメラのレンズは水晶体で、フィルムが目の一番内側の膜:網膜になります。

目のレンズから取り込まれた情報をフィルムの役割の網膜に、この網膜の中でも取り込まれた画像の焦点を合わせる所、黄斑(おうはん)の細胞で電気信号に変化されて、目の神経(視神経)を通じて脳に情報が伝わります。

 

この網膜の黄斑(おうはん)と呼ばれる場所にゼアキサンチンが存在し、ブルーライトをはじめ光の刺激から守り、目の調子を調整してくれるのです。

活性酸素による酸化を抑える抗酸化作用が私達の目をはじめ身体に役立ち、サンゴにも役立っている研究の成果の報道でした。

 

私達は五感を使って外から情報を得ています。つまり目の視覚、耳の聴覚、鼻の嗅覚、舌の味覚、皮膚の触覚の5つです。その中でも外からの情報の8割は目、視覚から得ています。

年齢と共に目の細胞(*2)の数の減少や、パソコン、スマホなどブルーライトを浴びることも増えるので、常に目の健康維持の為にも、普段の食生活やパソコンを使用する場合には姿勢や照明など環境に気を遣うことも大切です。

ちなみにゼアキサンチンはパパイヤ、マンゴー、緑黄色野菜(ホウレンソウ、パプリカ)

などにも含まれています。

 

 

阪本漢方堂では今週「眼のお悩み相談週間」といたしまして、ドライアイ、視力低下、目のかすみ、目の充血、目の痒み、紫外線による眼病予防、それに白内障、緑内障、加齢性黄斑変性症など目のお悩みの健康相談を受け付けています。

治療中の方、予防を考えておられる方、一度ご相談くださいませ。

ご遠方の方でお越しになられない場合、時節柄繁華街へお出掛けを自粛されている方でも、電話での相談を受け付けていますのでご安心くださいませ。

 

本日紹介しました天然の色素ゼアキサンチンの含まれたサプリメントの他に、より専門的な医薬品扱いの漢方薬飲み薬や、生薬の成分が配合された点眼薬など取り扱っています。

 

皆さんの周りに、目の具合が気になる方、目の症状でお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非教えてあげて下さいね。

 

相談の出来る薬局 阪本漢方堂

 

 

*1 http://www.c-card.org/info/201503divingday.html

*2 視細胞(錐体細胞、桿体細胞)

 

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