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皆さん、おはようございます。
京都市四条新京極入りの阪本漢方堂です。
先日の7月1日は雑節の一つ、半夏生でした。
節分やお彼岸などと同様に季節の移り変わりを示す呼び名です。
今朝は、雑節の半夏生にちなんで、植物の半夏生に関連した話題を取り上げてみましょう。
緑色の葉の半分が白く染まり、初夏を知らせてくれる植物です。
京都市内では、建仁寺の塔頭(たっちゅう)両足院の半夏生が有名です。
半夏生は、葉の半分が白く、半分だけお化粧をした様子から半化粧(はんけしょう)から半夏生(はんげしょう)と云われるようになった説があり、他の説として、半夏と云うサトイモ科の生薬・薬草が生える頃だからと名付けられた説や、先にお伝えした、夏至から11日目、雑節の一つ半夏生の頃に葉の色が変わるから名付けられた説などがあります。
半夏生は漢方の図鑑に収載されていますが、現在では生薬として流通されているところを見たことがありません。
半夏生は水辺に生える多年草の仲間でドクダミ科の植物、別名を片白草(カタシロクサ)と呼ばれています。
「ドクダミ」と云うと皆さんイメージしやすいのはドクダミ科のドクダミ(別名重薬:ジュウヤク)ではないでしょうか?
繁殖力が強く、今の6~8月に花を咲かせており、よく見かけられるのではないでしょうか?
白く花びらように見えるのは総苞片(そうほんへん)で、花穂につく細かい淡い黄色が花なのです。
ドクダミ(別名重薬)は、阪本漢方堂の薬草の中でもベスト3に入るほどよく売れています。
なぜならドクダミは昔から毒下しの働き解毒で有名で、その他に身体の水はけを良くしたり、腫れ物を良くしたりする ことから、
ニキビ、吹き出物でお悩みの20~30歳代の女性が買いに来られたり、便秘、膀胱炎、痔、手足のむくみ、等のトラブルなどに買いに来られたりします。
またこれからの汗疹(あせも)になり易い季節には、お風呂、入浴剤の代わりとしても、おすすめです。
ドクダミは可愛らしい小さな花を咲かせ、思わず顔を緩ませてしまい(笑顔になってしまう)ますが、摘みたての葉は、逆に私達の眉間にシワを寄せたくなる独特の香りがあります。
阪本漢方堂のドクダミ茶は半年以上寝かせて乾燥させていますので、ドクダミ独特の臭気が少なく、お馴染みさんはお茶漬けにも用いるくらいです。
それ以外にもよく売れている理由として、市場で売られているドクダミ茶のティーパックは中国産の細かく刻んだタイプが多く流通しているのに対し、阪本漢方堂のドクダミ茶は国内産の2~3cm切りにしたタイプなので、品質の確認がしやすく、吟味したものを仕入れるようにしているからだと思われます。
今からの熱い時期、夏場のお茶代わりとして、麦茶やほうじ茶と混ぜて用いる方法もご提案出来ます。
またドクダミ茶を中心とした組み合わせとして、お腹が弱く便がゆるくなる方の場合にはゲンノショウコと組み合わせたり、便秘気味の方でセンナやアロエは今一つ使いたくない方の場合にはハブ茶と組み合わせたり、血圧の高い方なら杜仲茶と組み合わせたり、糖尿病がきになる家系の方ならタラノキや桑の葉と組み合わせたりと、お一人お一人のお悩みの症状や体質、家族の病歴や家系的に気になる方の予防の為のお茶の提案も、阪本漢方堂ではしていますので、お気軽にご相談下さいね。
ちなみに阪本漢方堂の取り扱い、ドクダミ茶は日本産で500g入り約60日分で(税込)2160円です。
以上、ドクダミ科の半夏生やドクダミにちなんだ漢方の話題でした。
阪本漢方堂薬局では、現在ニキビ、肌荒れでお困りの方の相談を受け付けています。
皆さんの周りに、気にしておられる方やお悩みの方がいらっしゃいましたら是非教えてあげて下さいね。
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