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皆さん、おはようございます。
京都市新京極入り口の阪本漢方堂です。
コロナ禍で、今まで当たり前に出来ていたことが出来なくなった一年。それは子供から大人まで色々な場面で考えさせられることが増えました。
例えば出産後保育所に預けるのをいつからはじめるか。日々の部活動や試合大会の方式変更、修学旅行の延期や取り止め。卒業式や入学式もそうですし、オンライン授業導入で登校不要、外食や旅行など、様々な場面で影響が出てまいりました。
また次の感染陽性者数の増加の波が、もう既に来ているのだろうか?
と、この一年の不安やストレスによって、寝ても疲れが取れずに翌日に疲れを持ち越してしまう方。寝つきも悪く、何度も目が醒めるなど寝ることさえままならなくなった方。慌てて走っている訳ではないのに動悸がする方など、相談を受けます。
この不安感や疲労、動悸は漢方ではどのように捉え、この先どのようにしたら心も身体も元気に過ごせるのでしょうか?不安感や動悸に効く漢方薬はあるのでしょうか?
結論から申し上げると、ございます。
今回の場合、漢方(東洋医学)の考え方、五臓六腑で云う心(しん)の働きが大切になります。
心臓の心(しん)と書きますので、心臓の働きである全身に血液を循環させる作用だけでなく、脳(大脳)や中枢神経系の働き、精神活動も、五臓六腑で云う心(しん)の働きに含まれます。
私達の身体は食べた物が、血となり肉となる訳ですが、ちゃんと食べられなかったり、消化吸収する力が弱ったり、血を作る力が弱ったりすることが重なり、五臓六腑で云う心(しん)の栄養分やエネルギー(気)の不足が生じる場合。
明るく陽気に満ちた心構えとは反対に、いつも暗く否定的、悲観的な孤独な心の状態で過ごしている場合など続くと、五臓六腑で云う心(しん)の働きにも不調が生じてきて、具体的な症状として、寝つきが悪い、眠りが浅い、途中何度も目が醒める、夢をよく見る、動悸や焦燥感、不安感などが出易くなります。
その他にも、頭がクラクラする、物忘れなどが目立つようになる、手足に不快な熱感が有り、手足を不必要に動かしたくなります。
心(しん)の不調は、元気の「気」、血液の「血(ち、けつ))の異常だけでなく、心(こころ)精神症状としても出てくるのです。
それ故に普段の食生活は大切で、不足しがちなミネラルやビタミン類、アミノ酸など栄養バランス良く食べているか?胃腸の働き(消化吸収能力)は大丈夫か?ちゃんと睡眠は取れているか?困った時に話を聞いてくれ気が晴れた、少し前向きな気持ちになれる相談相手がいるかなど、大切になってきます。
不安感や不眠などでお悩みの方に、数ある漢方薬の中から1つ、天王補心丸(てんのうほしんがん)をご紹介致しましょう。
これは天王補心丹(てんのうほしんたん)の飲み易くした丸薬です。
配合されています生薬は、まず「加齢による物忘れに」の医薬品原料使用されている遠志(おんじ)、桔梗の根、セリ科の当帰、シソ科の丹参(タンジン)、ヒノキ科の柏子仁(ハクシニン)など11種類の生薬から作られています。
不眠、不安感、肩こり、息切れ、動悸、口渇、便秘などのお悩みの方におススメです。
ちなみにお値段は1か月分(税込み)7700円です。
阪本漢方堂には漢方健康相談員が複数いますので、ご自身に合った相談しやすい、相性の良い相談員に出会えます。
皆さんの周りに、不安感や疲労、動悸などでお困りの方がいらっしゃいましたら、是非教えてあげて下さいね。
相談の出来る薬局 阪本漢方堂