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皆さん、おはようございます。
京都市新京極入り口の阪本漢方堂です。
今朝は、PMSと呼ばれる月経前症候群でお悩みの41歳主婦の方が、阪本漢方堂の漢方薬で良くなられたので、中学生の娘さんの生理痛の相談内容に関連してご紹介致しましょう。
この41歳のお母さんは、最初店内に張っていたポスター「月経前症候群(PMS)」を見られて、何かいい漢方があるの?とお尋ねになられたのがきっかけでした。
生理痛はないが、生理前の症状として、とても眠たい!イライラがひどいことが自分でも分かるくらいで、夫や3人の娘にも悪いな!と思うくらいイライラが抑えられないとのこと。
漢方薬の丸薬を2瓶2ヶ月分飲んで頂き、3瓶目のご注文の際に「イライラするのが随分と楽になり嬉しい!一番喜んでいるのは娘たちや夫です!」と笑顔でおしゃっていました。
そして「生理痛で困っている中学1年生の娘に飲ませてよいか?」とのお尋ねでした。
なるべく化学合成のお薬より漢方薬を飲ませたいとの考えでした。
でも改めて女性の皆さんの中にも、若い頃・学生の頃は生理中、痛みや頭がボーとして授業に集中出来なかった経験や、授業中トイレに抜け出せなかったことや、体育の授業を生理なので休むと云いづらかった。
あまりの辛さに授業中保健室で寝ていた経験を思い出される方もいらっしゃるのでないでしょうか?
そもそも女性の身体は、思春期に初めての月経を迎えてから、子宮や卵巣の成長に伴ってエストロゲンの分泌量が増えてきます。徐々に妊娠出産出来る身体・成熟期に向けて卵巣の機能が完成するまでは月経不順や月経痛などのトラブルが現れやすいのです。
でもどうして月経痛(生理痛)が起きるのでしょうか?
それは経血を押し出そうと子宮が収縮することから、強い痛みを生じさせている可能性があります。逆に言うと身体が十分発達していくことで解消されていきます。
皆さんのなかにも初潮を迎えたころは大変だったけど40歳代半ばの今では平気と云う方も多いのではないでしょうか?
そうなのです。「生理は痛くて当たり前ではない!」のです。
それでも実際には痛みを感じて我慢している方、日常生活に支障が出るくらいの我慢できないレベルの月経痛(生理痛)の方は相談にお越しになられます。
症状は下腹部痛をメインに腰痛や頭痛、めまい、吐き気、全身の倦怠感などを挙げられます。
月経痛(生理痛)の中でも10歳代から20歳代前半に多いタイプは、初潮を迎えた頃では子宮や卵巣がまだ成熟していないことや、子宮内膜から出てくる炎症物質(*3)が過剰に出て子宮の筋肉をギュギュっと収縮させて起きている可能性があります。
激しい痛みは生理初日又は2日目位まで次第に軽くなってきます。
このように月経の数日前から症状が現れて、月経がはじまると症状が楽になる。
症状は身体に出てくる症状とメンタル的な症状に分けることが出来、頭痛・腰痛・ニキビ・肌荒れ・肩こり、イライラ・気分の落ち込みなど思春期の娘さんたちによく見受けられます。
また妊娠&出産することで改善される例が多いのが特徴です。しかし小学生・中学生・高校生・大学生の頃では、学校生活にも影響し困った点でもあります。
それに対して30歳以降に増えてくる月経困難症が、子宮内膜症や子宮腺筋症・子宮筋腫などの病気が原因の場合、無排卵月経時でも症状が出ますし、年齢と共にひどくなる場合があるので、原因となる病気の治療が必要です。
では漢方ではどのように対応しているのでしょうか?
「気血水(きけつすい)」の異常を改善し月経(生理)に絡むお悩みを解決していきます。
例えば下腹部の痛み頭痛は血(ち)の巡りの悪さ、血の滞り(*1)と捉え、むくみ・めまい・吐き気などは水(みず)の滞り(*2)と捉え、イライラ・不安感・気に沈みなどは気(き)の異常と捉え、症状に合わせて漢方生薬の組み合わせを考えていきます。
先の41歳の主婦の方、そして中学生のお嬢さんに飲んで頂いているのが、桂枝茯苓丸と呼ばれる粒タイプ漢方薬です。
作り方も原料生薬を粉末にしたものを練りこむ形で混合して作っています。
ちみに15歳以上の方の場合には約1か月分、15歳未満の中学生の場合には約40日分で(税込み)4400円です。(*3)
皆さんの周りに、生理痛や生理不順など、生理(月経)に関するトラブルでお悩みの娘さん・孫娘さんがいらっしゃいましたら是非、阪本漢方堂を教えてあげて下さいね。
相談の出来る薬局 阪本漢方堂
*1 ?血(おけつ) *2 水毒(すいどく) *3 令和3年6月現在