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皆さん、おはようございます。
京都市新京極入り口の阪本漢方堂です。
今朝は目のトラブル「ドライアイ」について取り上げてみましょう。
皆さんの中にも、ドライアイでお悩みの方、多いのではないでしょうか?仕事をはじめ日々忙しく、眼科に行けない方もいらっしゃると思います。
このドライアイの原因は何でしょうか?
それは涙の量と質です。
涙の量だけでなく、涙の質も関係するのです。
目の表面の細胞を覆う涙には、一番外側に油層があり、その下に水分の層があります。
水分の層には酸素や栄養素、そして水分を目の表面に留まらせる働きの粘り気のあるムチンが含まれています。
水分を目の表面に留まらせる役割の成分と水分のバランスが悪いと、涙がすぐ乾いてしまい、場合によっては目の表面の細胞が空気にさらされてしまうのです。
涙の働きは、
① 目の乾燥を防ぐ他に、異物である細菌やウィルスをやっつける働き(殺菌の働き)
② 同じく異物であるゴミを洗い流す働き(洗浄の働き)
③ 目の表面の細胞に、酸素や栄養補給の働き
など、挙げられます。
ドライアイの原因である涙の量の減少や、涙の質の低下はどうして起きるのでしょうか?
1つ目は、まばたきの回数の減少です。
パソコン、スマホ、車の運転、読書など集中すると、まばたきの回数が減り、目の表面から涙が蒸発し乾いてしまいます。
2つ目は乾燥した環境です。
冬場は空気の乾燥、エアコンによる乾燥、梅雨の時期や夏場でもエアコンによる湿度の低下で涙が蒸発しやすくなります。
3つ目は、コンタクトレンズの使用。
涙の層の約10倍の分厚さのレンズが入り、涙の層が二つに分かれ、蒸発しやすくなります。
4つ目は、病気(*1)や薬の副作用(*2)です。
5つ目は加齢や夜更かしです。
阪本漢方堂には、漢方専門薬剤師がお勧めする目薬がございます。
漢方生薬成分と共に、角膜の保護成分や、アレルギー症状を緩和する成分などが配合された、黄色の目薬(点眼薬)15ml入り(税込)1320円をお勧めします。
疲れ目、かすみ目、目の痒みにもよく、紫外線の多い時期、紫外線による目の炎症にもおススメ出来ます。
また目薬と一緒に使うものとして、昔から目の乾燥に評判「八つ目鰻のキモの油」 60粒入り10日分(税込)880円をお勧めします。
小さな黄色の可愛いサイズの粒タイプで、暗くなると運転しづらくなる方、新聞や本など見えにくくなる方にもおススメです。
最近では年齢や男性女性を問わずドライアイで悩んでおられる方がいらっしゃいます。
理由の一つにパソコン、スマホを見る時間が長くなってきていることが挙げられます。
多くの企業がSNSや動画を用いたサービスを提供するようになり、また教育関連でも時節柄リモート授業、リモート研修会などが当たり前になりました。
今後パソコンやスマホの使用時間は長くなることはあっても、短くなることはないと思います。
皆さんの周りにも、目がゴロゴロする、目が乾く、目が重い感じがする、小さな文字見えにくく目がかすむ、物がなんとなく見えにくい、目が疲れやすいなど、
お悩みの方がいらっしゃいましたら是非教えてあげて下さいね。
相談の出来る薬局 阪本漢方堂
(*1)アレルギー性結膜炎やシェーグレン症候群。シェーグレン症候群は涙腺や唾液腺がやられる自己免疫疾患。涙や唾液が出なくなる。
(*2)血圧を下げる薬、精神安定剤(抗コリン作用)、抗がん剤(テガフール・ギメラシル・オラテシルカリウム)
参考資料:参天製薬HP 大塚製薬HP