お電話でのお問い合わせ075-221-6323
皆さん、おはようございます。
京都市新京極入り口の阪本漢方堂です。
この冬の厳しい寒さも、少しずつ和らいで参りました。
春の到来が嬉しい反面、花粉の飛散量が増えるので花粉症の方々は、気になる時期を迎えることになります。
ハウスダストやダニに反応する通年型のアレルギー性鼻炎のお馴染みさんが
今月お越しになられました。
前回1月お越しの際は市販のアレルギー薬を飲まなくても良くなり、鼻にシュッツ・シュッツする点鼻薬の使用回数も減っていたのですが、スギ花粉の飛散が始まってから、
鼻をかむ程ではないが、粘着性の鼻水あり、飲み込んでしまう。
喉のつかえ、違和感があるとのことでした。
今朝は「喉のつかえ、喉の違和感について」取り上げてみましょう。
阪本漢方堂への電話相談でも、喉トラブルとして「喉がしめつけられる」「声が出づらい」「喉の異物感」「喉に何か出来ている気がする」「喉がくすぐったい」など、お聞きいたします。
病院で診てもらい原因が判明した場合はまずその治療をしますが、検査で異常が認められないが、でも自覚症状がある方が特に困られています。
この状態を漢方の考え方では、病気・病人と云う赤信号ではなく、黄色信号の半病人(はんびょうにん)・半健康人(はんけんこうじん)と云う分類にあたります。
少しでも症状を忘れて過ごせる時間が長くなるように、症状だけでなく体質をお聞きしたうえで、漢方を提案しています。
今までの相談例を振り返りますと、長引く風邪の後に残る場合、また先の方のようにアレルギー性鼻炎や、副鼻腔炎・蓄膿症など鼻からくる場合。
また他の病気から、逆流性の食道炎や貧血、糖尿病、更年期障害などの場合もありました。
他にメンタル面で、やるべき事・やらないといけない事(仕事、家事、介護、看病など)が多すぎる時や、何かに対する不安や恐れを感じた時に、特に症状が現れる方もいらっしゃいます。
漢方の考え方として「気(き)、血(けつ)、水(すい)」があります。
「血の巡り」が大切なように、「気の巡り」も同様に大切だと考えます。
「逆流することなく、順序良く巡らせる。」「滞ることなく巡らせる。」
例えば、食べた物は口・食道・胃・小腸へと順番に流れていきます。
ところが一方通行の道を逆走する車のような状態がおきると、ゲップが出たり、吐き気が出たり、場合によっては嘔吐してしまいます。
逆走、逆流はダメなのです。(*1)
次に「血の巡りが悪い」と表現されるように、漢方では「気の巡りが悪い」」と云います。
気の巡りが悪くなり長時間滞ると、澄んだ綺麗な空気ではなく、よどんだ車の排ガスのような空気が停滞するイメージになります。
それが喉に滞っていれば、喉の違和感として現れると考えます。(*2)
漢方はとても興味深いものです。
皆さんの周りに、「喉がしめつけられる」「声が出づらい」「喉の異物感」「喉に何か出来ている気がする」「喉がくすぐったい」など喉トラブルでお悩みの方がいらっしゃいましたら是非阪本漢方堂を教えてあげて下さいね。
最後にお知らせです。
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相談の出来る薬局 阪本漢方堂
*1 漢方では気逆(きぎゃく)と云う。
*2 漢方では気滞(きたい)と云う。