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皆さん、おはようございます。
京都市新京極入り口の阪本漢方堂です。
この夏は「土用の丑の日」が2回あります。今月23日土曜日と今度の木曜日8月4日です。
2回目の丑の日を「二の丑」と呼びます。
さて土用の丑の日は何も鰻だけではありません。鰻以外も知られるようになってきました。その中でも皆さん「丑湯(うしゆ)」ってご存知ですか?
昔は地域によって、土用の丑の日にお風呂に入ることで病気をしない「まじない」と云われています。
それにちなんで、今朝は「丑湯と薬草風呂」について取り上げてみましょう。
調べてみると全国の様々な温泉でも「丑湯祭り」なるものを開催されているのです。
例えば東京都公衆浴場生活衛生同業組合のHP(ホームページ)を見ますと、「江戸時代から、夏バテ防止や疲労回復の為に、「桃の葉」を湯船に入れて湯につかる「丑湯」と云う習慣が広く親しまれていました。」とのこと。
桃の葉は昔から汗疹(あせも)、日焼け、湿疹、かぶれ等に薬草風呂として用いたり、ローションにも加工されたりしてきました。(*1)
夏場は暑いから湯船に湯を張らず、簡単にシャワーだけで済ます方も多くなると思います。
しかし日中エアコンで体が冷える方、ご家庭でも日中だけでなく、一晩中エアコンを使用することから、「夏の冷え症」を起こす方がおられます。
「夏の冷え症」の程度によって、シャワーの日と湯船のお湯に浸かる日を一日おきになさるのも一つかも知れませんね。
「桃の葉」のお風呂以外に何か、身体に良い薬草系・ハーブ系のおススメはないのでしょうか?ご紹介しましょう。
それはヨモギです。
ヨモギは薬草として昔からよくつかわれていますキク科の植物で、生薬名を艾葉(がいよう)と云います。
お灸・ヤイトに使う「もぐさ」の原料としてヨモギが用いられています。その他にヨモギ風呂やよもぎ蒸し、ヨモギローションとして体の外側から用います。
お茶として、飲むことによって体の内側から役立てております。
具体的には体のなかの冷えを改善することに用いられます。
冷えてお腹が痛む方や、お腹を温めると楽になる生理痛に、出血を止める働きから、不正出血、痔の出血などにも用います。
ヨモギ風呂として、家庭用のお風呂なら1回10~30gを袋につめて、浴槽にいれて、お湯を張り、少し時間をおいて色がでてから入ります。これから寒くなる季節なら体が良く温まり、湯冷めもしにくく冷え症の方や腰痛をはじめ痛み・こりの有る方・痔を患っている方に用います。
更に阪本漢方堂ではオリジナル薬草風呂として「漢方の夏風呂」3種類をご提案しています。
1つ目は「あったか風呂」でヨモギの葉を中心にミカンの皮、ニワトコなどが入り
2つ目は「ツルリンお風呂」で紫蘇の葉を中心にミカンの皮やドクダミやスギナなど
3つ目は「リフレッシュお風呂」でミント(薄荷)を中心にカモミールや柿の葉などが入ったお風呂をおすすめします。
この3種類のお風呂「あったかお風呂」「ツルリンお風呂」「サラサラお肌と疲労回復」は各1包入った3包セットで(税込み)660円です。(*2)
皆さんのまわりに、夏の冷え症の方や、パソコンを良く使用する、首や肩こりでお悩みの方、血流を良くしたい方、汗疹をはじめ皮膚のトラブル、痔をはじめとしたお尻のトラブルの方いらっしゃいませんか?
一度、薬草風呂お試しになられませんか?
最後に阪本漢方堂では、ヨモギや桃の葉、薄荷、シソの葉、ミカンの皮を乾燥させ細かく刻んだものなど取り扱っています。
お好きな香りの薬草風呂を是非見つけて下さいね。
相談の出来る薬局 阪本漢方堂
(*1)また桃の葉はお茶のように飲む場合には、湿疹の他に頭痛や関節の痛みに用いられます。
(*2)価格は令和4年7月現在