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皆さん、おはようございます。
今回は「女性の更年期障害と漢方薬:桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)」について取り上げてみましょう。
更年期障害と云う名前は知っているが具体的にどのような症状が出るのか、経験者なら「そうそう」とイメージ出来ますが、その時期に来ていない方や、家族・職場の男性も今一つイメージしにくい部分があるのではないでしょうか?
我が家の母親は結構苦労していたとか、軽かったとか、ピンと来ない男性もいらっしゃるのではないでしょうか?
働く女性の中には症状がつらくて、昇進を諦める方も二人に一人の割合でいらっしゃるといわれています。
そもそも更年期とは、成熟期から老年期へ移り変わる期間をさします。
女性の場合、卵巣の機能が低下して、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急に減ってきます。
このホルモンは子宮だけでなく、身体の様々な所に働きかけ作用し、最近話題の活性酸素を打ち消す作用(抗酸化作用)が有ります。
女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少に伴って引き起こされる症状によって、日常生活に支障をきたす症状のことを更年期障害といいます。
生じる症状として、脳の体温調節(*1)に影響することから、顔の火照り(ホットフラッシュ)や、心臓や血管に影響することから動悸など、いわゆる自律神経失調症状。
イライラ感、憂鬱な気分、焦燥感、頭痛、めまい、不眠などの精神神経症状。
その他にも骨を作る働きにも影響すると骨粗鬆症、腰痛、五十肩や膝の痛みなど関節痛、皮膚ではシミやたるみ、記憶力・集中力の低下などなど、広範囲にわたり症状が出易くなります。
それらの中でも多いお悩みは、「疲れやすい」「肩こり」「物忘れ」です。
更年期の時期は、子供の受験進学・就職・結婚による独り立ち、親の介護や死別などの家庭の問題や、仕事上の対人関係などの心理的ストレス、更に性格にも関連して更年期の不調や症状が出てきます。
またこの時期に食生活がおろそかになり亜鉛やセレン、銅、カルシウムなどのミネラル類や、ビタミンB群、ビタミンEなどの微量栄養素が不足すると、不調や症状が重くなることが指摘されています。
更年期の不調や症状は、終わりが必ず来ます。
辛い時期を一人悩まず、治療も含め周りの応援をもらいながら、いかに症状を軽減させ、心身ともに気持ちよく過ごせるようにするかです。
漢方では、昔から「血の道」と云い女性向けの漢方処方は数多くあります。
飲み易い丸薬(錠剤)タイプや、より吸収しやすい顆粒タイプ、液体タイプ、本格的な煎じるタイプとあります。
それらの中から一つご紹介するのは、桂枝茯苓丸です。
桂枝茯苓丸は、クスノキ科のシナモンである桂皮(ケイヒ)をはじめボタン科の牡丹皮(ボタンピ)や芍薬(シャクヤク)など5種類の生薬が配合されています。
更年期障害の他、冷えのぼせや、シミ、しもやけでお悩みの方にもおススメです。
また同じ桂枝茯苓丸の名前でも製造元によって配合量や製法が違うので効き目は違ってきます。
阪本漢方堂では、製法や配合にこだわった飲み易い丸薬タイプを取り扱っており、続けて飲んでみようとお考えの方には、お得な3個セットをおススメします。
通常1個1.600丸入(1か月分目安)4.400円が、3個まとめて購入だと1650円お得な11.550円です。
ご遠方でお越しになることが無理な方でも、まずはお電話ください。そして現在のお悩み状態を、お聞かせ下さいませ。
皆さんのまわりに、更年期障害でお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非教えてあげて下さいね。
相談の出来る薬局 阪本漢方堂
*1視床下部体温調節中枢