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皆さん、おはようございます。
今回は貧血について取り上げたいと思います。
女性に多い貧血ですが、皆さんはどれくらいの人が貧血になっていると思われますか?
日本人女性約10人中1人は貧血、月経の有る方に絞ると5人中に1人とも云われています。(*1)
皆さんが思っていたより多いのではないでしょうか?
昔から「食べた物が血となり肉となり・・・・」というように、鉄や亜鉛などのミネラルやアミノ酸、ビタミンなど、普段の食生活で材料を頂き、消化管から吸収し、血液を造る作業をして、寿命のつきた血液(赤血球)からはリサイクル&リユース出来るものを使っていきます。
ちゃんと血液を造っても、それ以上に出ていってしまう場合には貧血になるので、月経や出血トラブルの有る方は注意が必要です。
例えば胃や十二指腸を含め、小腸や大腸など消化管に発生する潰瘍や癌などの出血のトラブルや、痔などの出血、不正出血、月経過多など挙げられます。
栄養摂取量のデータを見ると、20歳代30歳代の女性、30歳代の男性も鉄&亜鉛は充足割合100%に足りていません。
女性・男性問わず、食べないダイエットをはじめ、仕事や学業が忙しくて意識がいかず、偏食・栄養失調になっている場合があります。
特に一人暮らしをしているお子さんやお孫さんには、ちゃんと食べているか尋ねてみられるのも、きちんととる意識が出来るので良いかもしれませんね。
では普段の食生活では、どのような点に気を付けたらいいのでしょうか?
鉄は、亜鉛やカルシム同様に吸収しにくい栄養素です。
よくヘム鉄・非ヘム鉄を云われますが、吸収しやすい方は動物性食材に含まれるヘム鉄で、レバーを筆頭に、牛肉でも霜降り肉ではなく赤身の肉、マグロやカツオをはじめ魚、オイスター(牡蠣)などに含まれています。
吸収率は、約10~30%です。
それに対して植物性食材に含まれる非ヘム鉄は、私が子供の頃テレビで見ていたポパイに登場するホウレンソウや、その他小松菜、ブロッコリー、切り干し大根、大豆、海苔、胡麻などで、吸収率は約1~8%と云われています。
ビタミンCと一緒に召し上がると吸収が良くなりますので少しでも吸収を良くする方法としてオススメです。
それゆえビタミンCの含まれる赤や黄色のピーマンや菜の花、キャベツ、アセロラ、ゴールデンキウイなどが、良い食べ合わせになります。
参考になさってくださいね。
栄養バランス良い毎日の食事が重要なのは分かるのですが、何か補助できるモノはないのでしょうか?
阪本漢方堂でおススメしているモノの中から一つ海のミルク、国内産の牡蠣肉エキスをご紹介します。
牡蠣は鉄だけでなく、亜鉛も含まれていますので、亜鉛の補充目的で飲まれる方もいらっしゃいます。
貧血の場合以外にも、鉄不足だけでなく、亜鉛不足による亜鉛欠乏性貧血も多く、鉄と亜鉛の両方を補充することで良くなられます。
亜鉛の働きの一つにタンパク質の合成があります。亜鉛不足により赤血球の膜がもろく弱くなり壊れやすくなり、赤血球が不足し、貧血につながります。
おススメは飲み易い粒タイプですが、ゼリータイプやドリンクタイプもございますので、詳しくは、店頭またはお電話でご確認ください。
貧血の方は、ほとんどご自身で貧血と気が付かれていない場合が多いのです。
ちゃんと寝ているのに疲れがとれない。疲れやすい。めまい、立ちくらみ、お肌がカサカサ、顔色がさえない、冷え症、爪のトラブルなどなど。
皆さんの周りに、そう云えばと思う方がいらっしゃいましたら、是非阪本漢方堂を教えてあげて下さいね。
相談の出来る薬局 阪本漢方堂
*1 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要