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5月病 腹痛 下痢 冷え

2017/08/13 放送

この春、新たな環境を迎えられた新入生の子供さんやお孫さんを持つ皆さん、また新社会人になられた子供さんを持つ皆さん、おはようございます。

今春から中学校や高校に入学された方は、新たな友達は出来ましたか?クラブ活動では仮入部の時期かと思われますが、勇気を出してはいられましたか?

新大学生や新社会人の方たちの場合、親元を離れ一人暮らしが始まり、通学・通勤時間が今までと違い、時間的にも長くなり、混み合うバスや電車の移動だけでも疲れてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ついつい卒業するまでの通っていた学校時代が懐かしく感じてしまうことも多いかと思います。

 

当店へのご相談も、朝自宅を出発する時間になると、お腹が痛くなり下痢する方や、トイレにこもる時間が多くなる方、通学・出勤途中に駅やコンビニのトイレに駆け込む方などのお話も聞く時期になりました。

我が子や孫達が、本人たちは感じていなくても彼らの身体からそのようなシグナルが出ているのを見た場合、無事に新しい環境の変化に身体が適応してくれることを願うばかりです。

 

さて病院で検査しても細菌やウィルス感染をしていない。また腸に炎症も起きていない。

便に血や粘液が混じることもない。

しかし、お腹の痛みや下痢・便秘が続いてしまう。精神的なストレスが原因で自律神経のバランスが乱れ、便通に影響を及ぼす可能性があります。

このような場合、どのような漢方薬を用いるのでしょうか?

2種類ご紹介致しましょう。

 

まずは胃風湯(いふうとう)から。

虚弱な方の長く続く下痢、冷えることで悪化する下痢に用います。

配合されるのは、身体を温め、水はけを良くする内容になっており、具体的には

高麗人参、シナモン、サルノコシカケ科の茯苓、セリ科の当帰や川芎(センキュウ)、キク科の白朮(ビャクジュツ)、ボタン科の芍薬、最後にイネ科の粟など8種類の生薬から作られています。

粟が配合された漢方薬は珍しいものです。

ところで粟と云いますと、雑穀米にブレンドされていたり、粟ボールだったり、これは以前食べた粟おにぎりで、中に鰻や銀杏が入った粟のおにぎりを揚げ出し風にして、石川県の能都町の民宿で頂いたのがあまりにも美味しかったのが印象的でした。

興味のある方は、ブログにもアップしておきますのでご覧くださいね。

 

さて二つ目は、陀羅尼助丸です。

関西にお住まいの方はご存知のダラスケです。

直径3mm位の小さな黒い粒で、飲まれる方の年齢によって1回に10粒や20粒30粒と加減して飲むもので、ダラスケと呼んでおられる方も多いのではないでしょうか?

関西地方の家庭の常備薬として、大峰山のお土産としても有名です。

 

実は陀羅尼助丸(ダラニスケガン)も★★★(どこどこ)の陀羅尼助丸と云うように幾種類かございます。当然配合される生薬の組合せも異なってきます。

 

その中で阪本漢方堂が気に入って仕入れていますのは、大峰山陀羅尼助丸です。

配合されている薬草は、ミカン科のキハダ・生薬名は黄柏(オウバク)、ショウガ科のガジュツ、フウロソウ科のゲンノショウコから作られています。

これらの生薬が配合されました大峰山のダラスケ・陀羅尼助丸は次のような方におすすめです。

 

食欲不振(食欲減退)、胃部腹部膨満感、消化不良、胃弱、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胸やけ、胃もたれ、胸のつかえ、吐き気、便通を整える整腸、軟便、便秘によく効きます。

お徳用の瓶入りで、添付されているサジですくうタイプと、持ち運びに便利で30粒数える必要の無い便利な分包タイプがございます。

陀羅尼助丸

 

この春、新しい環境で頑張っているお腹の弱い子供さん・お孫さんがもし、ラジオをお聞きの皆さんの周りにいらっしゃいましたら、是非教えてあげて下さいね。

阪本漢方堂

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