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陀羅尼助(ダラニスケ・ダラスケ) ~下痢・軟便・消化不良~ 

2017/08/13

相変わらず暑い日が続いていますが、体調変わりないですか?

お盆休みに入り夏の旅行中の方や、里帰りなさりご家族・親戚の皆さんで集まる機会が多いと思います。「せっかく来たのだから、ほらもっと食べて行きなさいね。ビールも、もう一杯いかが?冷たいジュースはどう?」など、大人から子供まで暴飲暴食になり易い時期です。

またどうしても冷たいものを頂くことが多いので胃腸も冷えて、消化機能が低下し易くなります。

 

実際、店頭でも胃腸病の相談が増えます。

具体的には、食欲がなくなってきた。消化不良・便がゆるい・お腹が張って気持ち悪い・胃の辺りがモタ~ツとする、横になると胃の辺りにチヤポチャポと水が溜まった感じがするなど、お悩みが目立ってきます。

 

そうでなくても暑いので、口当たりのいい食べ物を摂る時期です。

仮に栄養バランスを考えて召し上がっても、胃腸の具合が悪いと消化吸収も悪くなります。

予防する意味で、冷たい食べ物を召し上がる際には温かい飲み物と組み見合わせるなど工夫が必要です。

 

さて実際困った場合や早い段階でこじらせないようにする漢方薬はないのでしょうか?

数ある中から具体的に一つ、今朝は陀羅尼助丸(ダラニスケガン)をご紹介致しましょう。

直径3mm位の小さな黒い粒で、飲まれる方の年齢によって1回に10粒や20粒30粒と加減して飲むもので、ダラスケと呼んでおられる方も多いのではないでしょうか?

関西地方の家庭の常備薬として、大峰山のお土産としても有名です。

 

実は陀羅尼助丸(ダラニスケガン)も★★★(どこどこ)の陀羅尼助丸と云うように幾種類かございます。当然配合される生薬の組合せも異なってきます。

 

その中で阪本漢方堂が気に入って仕入れていますのは、大峰山陀羅尼助丸です。

配合されている薬草は、ミカン科のキハダ・生薬名は黄柏(オウバク)、ショウガ科のガジュツ、フウロソウ科のゲンノショウコから作られています。

この三種類の生薬についても触れておきましょう。

まず、黄柏(オウバク)はミカン科のキハダの樹皮を用います。このダラスケ・陀羅尼助丸の他に、信州地方では百草丸(ひゃくそうがん)・お百草、山陰地方の練熊(ねりくま)などがこのキハダが主成分の胃腸薬になります。

他に糖尿病、膀胱炎、痔、湿疹にも用いられます。

 

次にショウガ科のガジュツは、別名を紫ウコンとも云われます。

胃腸の働きを整えてくれる他に、腹痛・生理痛・筋肉痛など痛みに用います。

 

最後のゲンノショウコです。

この薬草はフウロソウ科の多年草のゲンノショウコの全草を用います。江戸時代から民間薬として使用されています。別名を玄草(ゲンソウ)と呼ぶ他に、イシャイラズ、イシャナカセと云った別名もあるくらいです。

胃の働きを良くし、腸の働きを整え、下痢止めの働きをしてくれます。

 

これらの生薬が配合されました大峰山のダラスケ・陀羅尼助丸は次のような方におすすめです。

 

食欲不振(食欲減退)、胃部腹部膨満感、消化不良、胃弱、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胸やけ、胃もたれ、胸のつかえ、吐き気、便通を整える整腸、軟便、便秘によく効きます。

お徳用の瓶入りで、添付されているサジですくうタイプと、持ち運びに便利で30粒数える必要の無い便利な分包タイプがございます。

陀羅尼助丸

 

家庭の常備薬として、また帰省時のお土産としてお役立て下さいね。

またお忙しくてお越しになれない方の場合には、お送りも出来ますのでお電話くださいませ。

 

最後に次の土曜日19日はお盆休みとして新京極本店・千本店共にお休みとなります。

 

阪本漢方堂

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