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皆さん、おはようございます。
女性のライフサイクルに大きく関わる女性ホルモンですが、阪本漢方堂で更年期以降の身体や精神面での症状のお悩み相談を受けることがよくあります。
女性ホルモン、エストロゲンの減少に伴う身体の変化の一つに、悪玉コレステロールの増加があります。
女性ホルモン、エストロゲンは、血液を流れる悪玉コレステロールを肝臓に取り込み、悪玉コレステロールを減らしてくれます。
逆に、善玉コレステロールは増やす働きがあります。
また血管に働きかけ、血管を広げ、動脈硬化になりにくいようにしてくれています。
それゆえに閉経を境に脂質の代謝は急激に変化し、動脈硬化をはじめ脂質異常症、高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など閉経後に発症しやすい病気へとつながります。
月経がある頃と同じ食生活をしていても、ホルモンバランスをはじめ身体の中が変化してくるので、身体の変化に注意が必要です。
そもそもコレステロールは、私達の身体において、例えば細胞の壁の材料(*1)、胆汁酸の原料、神経細胞の鞘の部分(*2)、エストロゲンをはじめとしたホルモンの原料(*3)として必要です。
しかし、運動不足や食生活の乱れ、体質的な要因などによって、悪玉コレステロールが増えすぎて善玉コレステロールとのバランスが崩れて、活性酸素によって酸化することで、血管の壁の内側に入り込み、こぶ状のものが作られ、血管が狭くなったり、血栓が出来て詰まったりします。
ではどのように対策すればいいのでしょうか?
対策1 コレステロールそのものや、コレステロールの材料となる食材を控える。
具体的には、体内のコレステロールの2~3割は、食事由来と考えられているので、まず、コレステロールの多い食材(卵、イクラ、ししゃも、鰻、レバーなど)の摂取を控えることです。
次に体内のコレステロール7~8割は肝臓で作られるので、その材料となる飽和脂肪酸やトランス脂肪酸(具体的には牛・豚・鶏など脂身の多い部位、ソーセージ・ベーコンなど加工肉、揚げ物類、マーガリン、ショートニング使用の菓子類やパンなど)を控えるようにしてください。
対策2 コレステロールの体内への吸収を抑える
コレステロールは小腸で吸収されることを考えると、積極的に食べて欲しいのが食物繊維(野菜、海藻、キノコ、未精白米&雑穀など)です。
食物繊維が吸収を抑えて、大便として出すことを助けます。
例えば海藻サラダやキノコを用いた野菜炒め、豆腐や野菜など具沢山な味噌汁から先に食べる。
そして次にタンパク質のお肉など食べて、最後にパンや御飯など炭水化物。
糖尿病で意識されている方の多い、野菜ファーストと同じですね。
でもそんなに食物繊維がとれないと思われて方に、おススメしたいのが「オオバコの種皮」です。
多年草のオオバコ科オオバコは、種の部分を生薬名:車前子(しゃぜんし)と云いまして、むくみ・膀胱炎などの利尿目的で、
葉の部分は車前草(しゃぜんそう)と云いまして、咳止め、痰切り、目の充血、関節痛などに用います。
本日紹介するのは、種の外皮で、食物繊維が豊富なのが特徴です。
便秘やダイエット目的でも使用されています。
飲み方や分量の詳細は、お求めの際にお伝え出来ます。
500g入、3990円です。(*4)
皆さんのまわりに、コレステロールをはじめ女性ホルモンの変化に伴う症状でお悩みの方や、便秘やダイエット目的の方がいらっしゃいましたら、是非阪本漢方堂を教えてあげて下さいね。
相談の出来る薬局 阪本漢方堂
*1 リン皮質とタンパク質とコレステロール
*2 神経細胞の軸索を包み、保護している鞘(ミエリン鞘)に用いられる。
軸索(神経線維)を絶縁体として保護している。
*3 副腎皮質ホルモン、アンドロゲン、プロゲステロンなど
*4 表示価格:令和5年8月現在税込