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夏バテ防止 熱中症対策 枇杷葉茶、竹葉石膏湯

皆さん、こんにちは。

7月に入り30℃以上の真夏日は勿論、35℃以上の猛暑日が増えてきました。

体温以上の気温には、身体もまいってしまいます。

「この暑さで食欲や、睡眠に影響出ていませんか?」と店頭や電話でも確認しているのですが、年配の方の中には「あまり暑く感じないのよね~、冷たい風が苦手なのでまだエアコンつけていない、口も渇かないけど、テレビで水分とるように云うから、少し飲むように意識しているけどね~」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

 

お年を召してくると、筋肉量が減ってきます。

筋肉は関節を動かしたり、姿勢を支えたり、熱の発生源として体温を維持する働き以外に、水分を溜める働きもあり、筋肉量が減るのと水を溜めるタンクも小さくなります。

また暑さを感じるセンサーや、口の渇きを感じるセンサーの働きが低下し、暑さや、水分不足に気が付かず過ごしてしまいがちなので、注意が必要です。

 

さて漢方で何か熱中症対策や夏バテ防止対策に出来るものはないのでしょうか?

本日は「枇杷の葉茶」と漢方薬「竹葉石膏湯(ちくようせっこうとう)」の2つをご紹介致しましょう。

 

まずはこまめな水分補給として、「枇杷の葉のお茶」はいかがでしょうか。

枇杷はバラ科のビワ属に分類され、実はビワ特有のほんのりした甘さが美味しく、そのまま食べたり、種ごとホワイトリカーに漬けたり果実酒としても美味しく頂けますね。

 

漢方で用いるのは葉で、江戸時代から明治にかけて、夏負け、暑気払いの妙薬として枇杷の葉を中心にシナモンやショウガ科のガジュツなど幾種類かの薬草をブレンドしたお茶「枇杷葉湯(びわようとう)」が、街角で売られており、その売り歩く声が夏の風物詩になっていたとのこと。

しかし今回は枇杷の葉単独で煮出して飲むか、ミカンの皮(生薬名を陳皮)や紫蘇の葉(生薬名を蘇葉)と組み合わせて飲まれるのもおすすめです。

 

また汗疹には桃の葉のお風呂、沐浴も有名ですが、今の暑い季節、汗疹(あせも)・湿疹などの皮膚のトラブルの方に、入浴剤代わりとしてお風呂に枇杷の葉の煎じた液を入れて入浴する方法もございます。

阪本漢方堂では、輸入物ではなく国内産の枇杷の葉を取り扱っています。

500g入(約2ヶ月分目安)2480円です。

詳しい使い方はお問い合わせください。

二つ目にご紹介するのは、軽い熱中症に役立つ漢方薬:竹葉石膏湯(ちくようせっこうとう)を御紹介しましょう。

竹葉(ちくよう)とは竹の葉と書き、石膏は鉱物の石膏のことで、漢方では清熱薬(せいねつやく)として炎症や余分な熱をさましてくれます。

その他に薬用人参やお米(粳米:こうべい)など7種類の生薬が配合されています。

 

屋外での運動・ウォーキングやお仕事、湿度の高い屋内での作業で、少し体の中に熱がこもっていると感じた時に、早い目に用いて下さい。

この竹葉石膏湯は、口や唇が渇き、汗をかくなど熱症状、つまり潤し身体にこもった余分な熱を取り去ってくれ、軽い熱中症に用います。

この他の使い方として、喉をはじめ身体を潤す生薬の組み合わせになっているので、風邪をひいた後も治りきらず痰が切れにくい、咳込み、空咳タイプにもちいます。

 

最後に、阪本漢方堂では季節やそれぞれのご家庭に合わせた薬草茶、健康茶の提案をしています。

夏バテ防止や汗疹(あせも)対策のお茶をはじめ、

・糖尿病の家系の場合には糖尿対策のお茶/石(結石)が出来やすい家系の場合には結石の予防の健康茶/下痢軟便の方のお茶

…など、ご自宅にお送りも出来ますので、お気軽にご相談くださいね。

 

皆さんの周りに、去年、一昨年の夏しんどい思いをなさった方がいらっしゃいましたら、是非阪本漢方堂を教えてあげて下さいね。

 

相談の出来る薬局 阪本漢方堂

表示価格:令和6年7月現在税込価格

 

 

 

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