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「陀羅尼助(ダラニスケ・ダラスケ) ~健胃・下痢・軟便・消化不良~ 」  

 

皆さん、こんにちは。

祇園祭の後祭鉾巡航と、御旅所から八坂神社にお神輿がもどる還幸祭(かんこうさい)のあった24日(水)は、阪本漢方堂のある四条新京極も多くの人で賑わっていました。

 

さて蒸し暑いこの時期どうしても冷たい食べ物、飲み物を頂くことが多いので、胃腸も冷えて、消化機能が低下し易くなります。

今日は、「胃腸のトラブル」について取り上げてみましょう。

 

胃腸のトラブルの相談とは、食欲不振・消化不良・便がゆるい下痢する・お腹が張って気持ち悪い・胃の辺りがモタ~ツとする、お腹に空気が溜まったかのような膨満感などの訴えが増えてまいります。

 

そのような場合に役立つ漢方薬、陀羅尼助丸(ダラニスケガン)をご紹介致します。

直径3mm位の小さな黒い粒で、飲まれる方の年齢によって1回に10粒や20粒30粒と加減して飲むもので、ダラスケと呼んでおられる方も多いのではないでしょうか?

関西地方の家庭の常備薬として、また大峰山のお土産としても有名です。

 

実は陀羅尼助丸(ダラニスケガン)も「★★★(どこどこ)の陀羅尼助丸」と云うように幾種類かございます。

当然配合される生薬の組合せも異なってきます。

 

その中で阪本漢方堂が気に入って仕入れていますのは、大峰山陀羅尼助丸製薬有限会社製造大峰山陀羅尼助丸です。

配合されている薬草は、ミカン科のキハダ・生薬名は黄柏(オウバク)、フウロソウ科のゲンノショウコ、ショウガ科のガジュツから作られています。

この三種類の生薬についても触れておきましょう。

 

まず、黄柏(オウバク)はミカン科のキハダの樹皮を用います。

このダラスケ・陀羅尼助丸の他に、信州地方では百草丸(ひゃくそうがん)・お百草、山陰地方の練熊(ねりくま)などが、この黄柏が主成分の胃腸薬になります。

他に糖尿病、膀胱炎、痔、湿疹にも用いられます。

 

次にゲンノショウコ

この薬草はフウロソウ科の多年草のゲンノショウコの全草を用います。

江戸時代から民間薬として使用されています。

別名を玄草(ゲンソウ)と呼ぶほか、イシャイラズ、イシャナカセと云った別名もあるくらいで、胃の働きを良くし、腸の働きを整え、便通の調整をしてくれます。

 

最後にショウガ科のガジュツは、普段食べる生姜と同じように根茎を使用するのですが、切った面が薄紫色をしていることからも別名を紫ウコンとも云われています。

健胃作用、腸の蠕動運動をよくし、消化吸収を助ける働きの他に、痛み止めとして腹痛・生理痛・筋肉痛などに用います。

 

食欲不振(食欲減退)、胃部腹部膨満感、消化不良、胃弱、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胸やけ、胃もたれ、胸のつかえ、吐き気、便通を整える整腸、軟便、便秘によく効きます。

お徳用の瓶入りで、添付されているサジですくうタイプと、持ち運びに便利で30粒数える必要の無い便利な分包タイプがございます。

 

ちなみにお値段は徳用の瓶入り3200粒入り 3.190円

1包30粒入り 分包タイプ 60包入り   2.530円

27包入り   1.320円

(上の写真をクリックしていただくと、オンラインショップに飛びます)

他に、先にご紹介しましたゲンコウショウコお茶用500g入りや、ガジュツ粉末100g810円も取り扱っています。

忙しくてお越しになれない方の場合には、お送りも出来ますのでお電話ください。

皆さんの周りに、おなかの弱い方、下痢や軟便でお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非阪本漢方堂を教えてあげて下さいね。

相談の出来る薬局 阪本漢方堂

 

価格:令和6年7月現在税込

 

 

 

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