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「今年の干支巳年 & 阪本漢方堂の赤まむし」

あけましておめでとうございます。

新年をいかがお過ごしですか?

 

令和7年の干支は、巳年(みどし)です。

「巳」は蛇を表し、古来より豊穣や金運を司る神様としてまつられています。

たくましい生命力があり、運気を上げる縁起物として大切にされてきました。

 

 

平安京の守り神の四神は、北は玄武(げんぶ)、南は朱雀(すざく、すじゃく)、東は青龍(せいりゅう)、西は白虎(びゃっこ)です。

玄武神社(京都市北区紫野)の社号でもある「玄武」は、不老長寿の亀に蛇が巻き付いた姿で、平安京の北の守り神として鎮座しています。

 

さて「阪本の赤まむし」でお馴染みの阪本漢方堂のルーツは、石切神社(石切劔箭神社:いしきりつるぎやじんじゃ)のそば、阪本製剤所になります。

でんぼ(腫れ物)の神様として、痔(痔核)だけでなく、腫瘍(がん)を患う方やご家族が、お百度参りに訪れる由緒ある神社です。

当時からマムシを得意としてきた流れがあり、現在も株式会社阪本漢法製薬(兵庫県尼崎市)にて、まむし関連製剤である塗り薬:赤まむし膏や、内服液:マムシゲンやマムシグロンなど医薬品と、マムシに関連した健康食品を製造し、全国に流通しています。

私共は京都市内にて、四条新京極入り口にある本店と、千本通一条上がる西側にある西陣千本店の2店の漢方薬局を営んでいます。

私が幼少の頃は店頭のショーウィンドウに「まむし」を飾っていましたが、今でもご年配の方が「昔ここにマムシがおってな~」とお孫さんに語り掛けている光景に出会います。

現在では店頭に飾っていませんが、マムシの他に、縞へび(しまへび)、烏へび(からすへび)、ハブ、へびの皮(脱皮)など取り扱っております。

蛇の抜け殻である邪退皮(じゃたいひ)やマムシの袴を財布に入れ、金運アップの目的とされる方、新築の家を建てる際に他のお供え物と一緒に建てる土地に埋める目的でも買いに来られる方もありました。

またコレクションとして飾る目的で、見た目の良い姿のマムシを購入された女性は、同様にスッポンやタツノオトシゴも購入されました。

現在の阪本漢方堂は、動物性より植物性の生薬、ドクダミやヨモギ、桑の葉、スギナなど、つまり薬草の取扱数の方が圧倒的に多くなっています。

店頭の陳列台には、国内産の薬草を中心に飾っていますので、是非ご覧になってくださいね。

 

では改めまして、本年も頂いたご縁を大切に、「もし自分の身内が同じように困っていたら、どのような気持ちになり、どのような提案、アドバイスをするのだろうか?」を常に意識し、スタッフ共々精進してまいります。

この前の夏のように今までにない蒸し暑さなどの激しい環境の変化や、あらゆる面で世の中の変化が早い時代、環境に淘汰されることなく、心身ともに元気で過ごせるように、また「ご機嫌さん」でいられますように、日々の仕事(志事)を通じて、この一年気持ち新たに私共の役割を果たしてまいります。

 

最後に年始の営業について、お知らせです。

四条新京極本店・西陣千本店、両店ともに年始は7日(火)から朝10時からの通常営業です。

相談の出来る薬局 阪本漢方堂

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