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2017/07/23 放送
今朝は「足がつる」「こむらがえり」について取り上げてみましょう。
皆さんは、「こむらがえり」最近なりますか?運動不足解消にランニングや、ウォーキングしている時になったり、夜寝ていて寝返りを打ったりした瞬間に激痛が走った経験おありじゃないでしょうか?
私自身、テニスでサーブをしようとボールを投げて体が上に伸びた瞬間に足がつったことがあるのと、怖かったのは、泳いでいる時に「あいたたたた~」と足の指が釣った時はプールだったので、反対の足でケンケンをしてプールサイドに無事に行くことが出来たので助かりましたが、海で足のつかない場所で足がつってしまったらエライことになっていたでしょう。
足の指もつりますが、バスに乗っていて席に座った状態で落とした切符を拾おうと変に体を捻った状態で拾い上げた際に背中が釣りそうになったこともあります。
しかし薬局の店頭で皆さんのお話を伺っていると一番多いのはやはり脹脛(ふくらはぎ)です。
これは筋肉におこる痙攣で、しかも急激に筋肉が収縮した状態になることによって痛みを感じます。
原因は色々ありますが、「水分不足」「冷え・血流の悪さ」「ストレッチ」の3つのキーワードで考えてみましょう。
まずは「水分不足」。
その1 今の季節、汗をとてもかきます。運動の際は勿論のこと、炊事家事洗濯など家の中でも用事をかたづけようと動くだけで汗が流れてきます。当然汗の主成分の水分も流れ出ますし、一緒に塩気の塩分ナトリウムの他に、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラル類も流れ出ます。
他の季節と比べ、数時間で大量の汗をかくと、それだけミネラル類も流れ出ています。
これらのミネラルは筋肉を縮めたり広げたりする際に必要な栄養素なのです。
その2 下痢。熱いのでついつい冷たい食べ物や飲み物を多く取ってしまいます。朝から下痢が続く方もいらっしゃるのではないでしょうか?
2つ目に「冷え・血流の悪さ」。冷えたり、足の裏から心臓に戻る血流が悪くなったりすることも、足全体の血流の悪さにつながり、こむらがえりの原因に挙げられます。
3つ目に「ストレッチ」
運動前後のストレッチは勿論、夜寝ている間に足がつって激痛に襲われる方は、寝る前のストレッチがおすすめです。
夏場は職場でも冷房がよくきき、「夏冷え」でお悩みの相談にお越しになるくらいなので、入浴も簡単にシャワーだけで済まさずに、体温より少し高めの38~39℃位にし、冷房で冷えた足腰を温め、血流を良くする。凝った足腰の筋肉をほぐして、再度寝る前にストレッチをして休むことをお勧めします。
そして最後に漢方薬で、こむらがえり、足のつりに良薬はないのでしょうか?
今日はドルチェ顆粒を紹介しましょう。
こちらはマメ科の多年草カンゾウの根や根茎と、ボタン科のシャクヤクの根の2種類を用いて、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みに用います。
飲みやすい顆粒タイプです。
その他にカルシウムや鉄分、亜鉛、セレンなどミネラル補充に役立つ飲みやすい錠剤を扱っています。
ラジオをお聞きの皆さんの周りに、夜寝ていて足がつり痛みで目が覚める方、山登りやゴルフ、水泳、ランニング、ウォーキングで足がつる方がいらっしゃいましたら、是非教えてあげて下さいね。
阪本漢方堂