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2017/11/03 放送
秋と云えば「スポーツの秋」と云うことで、小学校や中学校では既に運動会が行われているでしょうし、
また明日10月9日は、「体育の日」でもありますので京都市内では、本日又は明日に区民運動会が行われるところも多いことでしょう。特にお父さん方は、御近所さんの手前ちょっとカッコいい所を見せておきたいものですが、頭でイメージしたほど体の方はついて来てくれず、足がもつれて転倒なんてことにならないように、お気をつけ下さいね。
10年以上前のことですが、私も親子リレーの際の出来事ですが、頭で描いていた通り学生時代と同じように姿勢を低くリードをしながら、一番で走ってきた息子から「よっしゃー!」と声を掛けバトンを落とすこともなく受け取り、前方を向きなおし2~3歩走った瞬間、右太ももに変な音を感じ、びっこをひいた小走りに変わってしまいました。肉離れを起こしてしまったのです。「あれよ。あれよ」と云う間に、他の息子の同級生のお父さん達に抜かされ結果ビリになりました。息子から怒られたことは忘れられません。
さて改めて秋は、運動にもとてもいい季節です。
ジョキングしたり、ウォーキングを楽しんだり、またマラソン大会も多くなる季節です。
しかし運動に適した季節ですが、怪我や故障にも注意が必要となります。
どのスポーツにおいても準備運動と運動後のクールダウンをしっかりしておかないと、肉離れや筋肉痛、こむら返りの原因になります。
また、このように運動している時だけでなく、夜寝ている時に起こることを考えると、こむらがえりでお悩みの方は結構多いのではないでしょうか?
では、こむらがえりに良い漢方薬はないのでしょうか?
実は、おすすめ出来る良い漢方があるのです。
その一例として今日は、飲んですぐ溶ける顆粒タイプの漢方薬、ドルチェ顆粒を紹介致しましょう。
まずはこのドルチェ顆粒に配合されている生薬の内容から。
マメ科の多年草カンゾウの根や根茎と、ボタン科のシャクヤクの根の2種類を用いて作られています。
この2種類は葛根湯にも配合されている生薬です。
前者のマメ科のカンゾウは、現在国内の使用量としては、漢方薬として用いるより食品の甘味料として多く使われています。
漢方では炎症を抑える働きや、痛みを止めてくれたり、それ以外に咳を鎮めてくれたりする働きがあります。
特徴としては調和の働きです。
この調和の働きは、数種類の生薬を配合する場合、生薬同士ケンカしないようにする大切な働きです。
次に芍薬(シャクヤク)ですが、腹痛や筋肉痛などの痛みに用います。
この2種類の生薬を組み合わせることで、体力の有るなしにかかわらず筋肉の急激な痙攣の伴う痛みに用います。
ドルチェ顆粒はこむら返り、筋肉の痙攣の他に、腰の痛みにも効きます。
また最近のご相談では、「夜寝ている時にこむらがえりを起こし、もう痛くて、痛くて自分で足を伸ばしたいが手が届かないので、ついつい寝ている奥さんを起こして足の指を手前に押してもらってようやく落ち着いた」と云う話を伺います。
寝ている時のこむらがえりはつらいものです。
寝る前に1包飲んでから休まれるといいですよ。
ラジオをお聞きの皆さんの周りに、マラソンや山登り・ゴルフ・テニスなどスポーツを楽しんでおられる途中で、急な筋肉の痙攣がおきないように、また後半に息が上がって運動量が落ちないようにと考えている方がいらっしゃいましたら、是非教えてあげてくださいね。
阪本漢方堂