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2017/04/23 放送
先日、初めてミントとレモンが入ったフレーバーウォーターを飲みました。
ミントの清涼感のある爽やかさと、レモンのスッキリした酸味が朝起きたての水分補給や、日中仕事の合間や会議後の気分転換を図るために飲むのもいいなと、感じました。
子供の頃の思い出として、アイスクリームのチェーン店が京都・蛸薬師に出来た時に食べたミントチョコのアイスクリームの味わいを思い出しました。
今朝は「ミント 薄荷と漢方」について取り上げてみましょう。
ミントには、ペパーミントと呼ばれるセイヨウハッカ、スペアミントと呼ばれるミドリハッカ、オランダハッカなどの種類が有り、一般的に香り成分のメントールが豊富なペパーミントと、香りがより穏やかで甘いかおりもあるスペアミントの2種類が流通しています。
フレッシュなミントとラム酒から作られるモヒートも、私の頭の好きなカクテルの一つです。
アルコールがダメな方でも、アイスミントティーなら大丈夫とおっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみにシソ科の植物になります。ご存知でしたか?
シソ科の植物と云うと、大葉・紫蘇をはじめエゴマ、オレガノ、サボリー、セージ、タイム、バジル、マジョラム、ラベンダー、レモンバーム、ローズマリー等などのスパイス&ハーブなど馴染みのある名前が挙がります。
さて漢方で用いるミントは、生薬名もそのままで薄荷・薄荷葉(はっかよう)と呼ばれ、五臓六腑で云う「肺」や「肝」系に働き効く生薬だと考えます。
例えば「肺」の場合、喉の痛み、風邪症状、頭の痛みに用いますし、「肝」では、肝の気の滞りを改善し巡らせることで、自律神経失調を良くしてくれる働きが有ります。
では漢方薬で薄荷の配合された代表的なものを2つご紹介しましょう。
一つ目は、銀翹錠(ぎんぎょうじょう)です。
こちらは薄荷の他に、キキョウ科の桔梗、スイカズラ科の金銀花(きんぎんか)、モクセイ科の連翹(れんぎょう)、荊芥(けいがい)など5種類の生薬から作られています。
のどの痛みに効く、飲み易い粒タイプです。
二つ目は、逍遥散(しょうようさん)をご紹介致しましょう。
男性でも女性でもストレスが溜まりイライラする、肩が凝る、気鬱な状態に陥る場合に。
女性なら生理前に感情が高ぶり、子供や夫、実家の親など家族にイライラして感情的な攻撃的な物言いをしてしまう場合に。
またそれがひどくなり眠られない、頭が痛い・頭が重い、便がすっきりと出ない場合などに用います。
配合されているのは、薄荷の他に生姜、セリ科の当帰や柴胡、ボタン科の芍薬、キク科の白朮、サルノコシカケ科の茯苓(ぶくりょう)、マメ科の甘草など8種類から作られています。
ラジオをお聞きの皆さんの周りに、心配事やストレスで夜眠られなくて困っている方、男性女性問わず更年期における心と体の不調で困っている方がいらっしゃいましたら、是非教えてあげて下さいね。
最後にお知らせです。
本日4月23日(日曜日)、支店の千本店にて「骨の健康度測定会」を実地いたします。この日は千本100円商店街の日で、他のお店でも100円でサービスや品物が購入できる日で毎回多くの人で賑わっています。
次の日曜日23日 朝11時から午後3時まで
会場は京都市上京区千本通一条上がる西側 阪本漢方堂千本店内です。
阪本漢方堂