頭痛

目次

1:頭痛のタイプ


痛み方の種類も脈打つような痛みズキズキ・ガンガンもあれば、頭がつっぱるような痛みも有りますし、重いような痛み方・鈍痛の場合もあります。

【片頭痛】
発作性におこる片側性の拍動性頭痛。4~72時間持続します。
悪心・嘔吐・物をみるとまぶしい状態・音過敏を伴います。

【緊張型頭痛】
圧迫性、またはしめつけられるような非拍動性の痛み
通常両側性におこり、首から肩にかけての筋肉がこる場合があります。

【群発頭痛】
片側の目の奥とそのまわりに限局した拍動性の頭痛。
持続時間が20~90分の発作が2~3週間のうちに群発します。
中年男性に多く、結膜の充血・流涙・鼻づまりを伴います。

2:頭痛の原因

実際には頭痛と一言で言っても風邪の時に起こるもの、生理痛として起こるもの、二日酔いの際に起こるもの、身体が冷えることから起こるものなど色々な頭痛が有ります。市販の痛み止め(鎮痛剤)が使われますが、痛みが起こるたびに飲んでいると習慣化してしまうので、どこからの原因で起こる頭痛なのかをきちんと、しかるべき医療機関で診察してもらうことが大切です。

3:頭痛におススメの漢方薬

呉茱萸湯(ゴシュユトウ)

手足が冷えるタイプで、頭痛や吐き気のある方には、こちらの呉茱萸湯(ゴシュユトウ)を用います。 ミカン科の呉茱萸(ゴシュユ)の果実をメインに薬用人参、ナツメ(大棗タイソウ)、生姜の4種類の配合で作られています。 メインの呉茱萸(ゴシュユ)の果実は、独特の香りが有ります。 しかし温める働きは優れており、手足の冷え・胃の冷えも改善し血行をよくしてくれます。痛みは頭痛だけでなく、胃の痛みにも用いることも出来ます。 この呉茱萸湯(ゴシュユトウ)のキーワードは「手足の冷え」・「頭痛」・「吐き気」です。 また他の使い方として「しゃっくり」にも効果が有ります。

<釣藤散(チョウトウサン)>

こちらは後頭部から頭頂部にかけて痛みがある方、いわゆる頭の動脈硬化のタイプの方や、朝起きた時や午前中に起きるようなタイプで、頭がつっぱるような痛みや頭が重いと訴える方、頭痛以外にふらつき・めまいが伴う方におすすめです。
配合される生薬の内容は、アカネ科のカギカズラのカギの付いた茎(釣藤チョウトウ)、それに薬用の菊の花(菊花キッカ)をはじめ11種類の薬草から作られています。慢性に続く頭痛で中年以降、または高血圧の傾向のある方におすすめです。

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