目次
1:ニキビとは
赤ニキビ、白ニキビ、黒ニキビと巷で言われますが、違いはなんでしょうか?
【白ニキビ】
毛穴(毛包)に皮脂が溜まり白く膨らんで見えるタイプ
【赤ニキビ】
誰の皮膚にでもいるアクネ菌が増えて炎症を起こし赤く腫れてくるタイプ
【黒ニキビ】
白ニキビに角質に含まれるメラニン色素の関係で黒く見えるタイプ
2:ニキビの原因
思春期になると男の子、女の子も男性ホルモンが増えてあぶら・皮脂が大量に作られます。
女の子だから女性ホルモンだけしか作られないのではなく、男性ホルモンも作られますし、逆に男の子の場合でも女性ホルモンは作られているのです。
それ以外にも、古くなった角質や酸化した皮脂や角質層の異常などによって、毛穴の出入り口をふさぎ、毛穴に皮脂が溜まって盛り上がったり、炎症を起こしたりした状態になります。ひどくなると 見た目の赤さだけでなく、痛みや痒み、熱を持つ感じなどの不快さが伴います。あぶら・皮脂の出る腺の関係から、顔・首・胸元・背中などが出易い場所になります
3:大人ニキビ
生徒・学生の時期でも、人から見える場所、特に顔に出来るのは嫌なものですが、大人になってから髪の生え際やアゴに出来る大人ニキビも、やはり嫌なものです。
大人ニキビの場合、精神的&肉体的ストレスの影響や、仕事上の日勤&夜勤の勤務シフトによる睡眠への影響や寝不足による影響、食生活や排便の影響、紫外線の影響、そして生理前に悪化する女性の場合、黄体ホルモンの影響などが考えられます。
4:ニキビにおススメの民間薬・漢方薬
金銀花(キンギンカ)
スイカズラ科の花蕾を用いる。葉が冬でも枯れないことから忍冬の名があります。 茎や葉が忍冬という生薬名で使われています。一般に花のほうが茎葉よりも清熱・解毒の効能がすぐれているといわれています。 そのため化膿性皮膚疾患以外にも感冒・扁桃炎・乳腺炎・など他の生薬と配合して使われます。
<十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)>
桜の皮を配合した皮膚病の妙薬です。名前の通り10種類の生薬が配合されています。
桜の皮の他に、桔梗の根やせり科の川芎(センキュウ)や柴胡(さいこ)、サルノコシカケ科の茯苓(ぶくりょう)など、桜の皮以外に9種類の生薬が配合されております。
蕁麻疹や急性湿疹、化膿性の皮膚病、水虫に効きます。
皮膚病も大きく分けるとカサカサ乾燥タイプ・ジュクジュクタイプ・両方が混ざったタイプに分かれます。つまり冬場悪化しやすいタイプや、夏場に悪化しやすいタイプなどあります。皮膚の状態だけでなく、胃腸が弱い方・強い方、冷えを感じやすい方・火照りのぼせを感じやすい方などの皮膚以外の体質を確認したうえでその方にあった生薬の配合を考えていきます。
ですから阪本漢方堂では、その方お一人お一人の症状や体質を詳しく伺いどの薬草・生薬の組み合わせが良いかを考え、その方に合った漢方を調合しています。